ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

「テニミュ秋の合同大運動会2023」レポと感想

 

まず初めに。

主はテニミュのド新規です。4thの氷帝公演を機に少しずつ追いかけるようになったけど、本公演にはまだ入ったことがない。六角、新テニのサーステもギリギリまで悩んだけど「またそのうち…」って思ってるうちに大楽が終わっていた。半年前に残していた記事を振り返ってみてもド新規ぶりが窺える。

 

kiminoyumetotomoni.hatenablog.com

 

こんな調子で、キャラの個性や名言はもちろん、キャラと俳優さんの名前も一致しないくらい無知だったけど、94人ものイケメンが終結すると聞いて重い足が動き始めた。青学11代目が立海で卒業ってこともあったし、主の推しである氷帝が9人揃うこともなかなかないし、ゆる推しがこんな出演することもないし、テニミュと新テニミュの両キャストが集まることもなかなかないなと。それと公演の1週間前に行ったスパにテニプリが置いてあって、そこで初めて読んでみたら平成イケメンでどタイプすぎた。花男で育った主にとって、タッチ諸々が似ていて極上。とまあ色んなご縁があって行ってみることにした。

 

 

結論

 

超楽しい。なんて温かいカンパニーなんだ

 

 

そもそも2.5のイベント系に参加するのが初めてだったのであんまりイメージがつかなかった(なのでオタクのうちわにキャラの名前が書いてあった時は「俳優の名前じゃないんだー」って新鮮だった。そりゃそうだわな)。キャラが登場したり見せ場がある度にそのキャラの愛称を叫んだり、求められたことに即座に反応できるオタクの能力高い。

 

本当にド新規すぎて知ってる曲なんて、『THIS IS THE PRINCE OF TENNIS』『氷のエンペラー(怜也くんと和樹さんがデュエットしてるやつ)』『REMEMBER HYOTEI』とインスタの公演直前の告知動画に流れてくるBGMくらいだったけど、めちゃくちゃ楽しめた。帰り道は『頑張れ負けるな必ず勝て』がずっとループしてて、家に帰ったら去年のテニソニの「♪テニプリ テニプリ カーニバル~」をずっと聞いてる状態。

 

会場の有明アリーナはなんだかんだお初で4階席だったんだけど、客席側からは結構見えたので良かった。でも、ふと向こう岸を見てみると自分と対角の席は星屑だったから、キャスト側から見たらここは星なんだろうな~って思ったりもした。座席はHブロックで、ベンチの動きが非常に見やすかったし、推しが紅にも白にもいたので、ちょうどその境目の座席をとれて両組ともずっと監視してた(傍から見たらバードウォッチング)。天井席なので必然的に終始オペラグラスだったんだけど、あれやこれやと色んなところで交流が繰り広げられるから追いつけなかった。次第に慣れはしたけど、94人を2つの目と一つのオペラグラスで追うのは無理がある。だんだん諦めて、跡部様と忍足と不二とトリスタン・ティモテ(ずっと隣にいるのでわかりやすい)に定点してた。

 

組の印象としては、紅組より白の方が立って応援したり競技中も競技後もすぐ出場メンバーのもとに駆け寄ったりチーム感があった。綱引きでは中学生も高校生も謎に圧倒的に強かった紅組。そして両チームともグローバル。本来なら絡みのないキャラ達の世界戦が混じっていたのがあつかった。そしてパリコレモデルを一目拝もうとちょくちょくジェレミーの周りに人が集まる(笑)

 

 

 

青学

 

越前リョーマ (今牧輝琉)

・今までまぴくんと井澤さんが似てるって思ったことはなかったんだけど、今回ショー最後のナンバーで思いっきし笑った顔が井澤さんそっくりではっとした。口が釣り上がるあたりとか。

・いつものまぴはきゃぴきゃぴしてるからリョーマで低いのは新鮮だったけど、喋り方とか話すスピードとかイメージしてるだるそうなリョーマで良質だった。

・まぴ本人はめっちゃ陽キャタイプだから本当はもっとはっちゃけたいんだろうなぁと思わないわけではない

 

手塚国光 (山田健登)

・健登くん華奢だし細いしイメージしてる手塚(滝川さんとか優くんとか)とは違うなあって思ってたけど、声でめちゃくちゃ説得力出してきた。わかる。これは解釈一致。手塚だ…(感動)。怜也くんが「いつもはお月様の目でくしゃって笑ってるのに手塚になると急に変わる」って言ってたの納得。

・ダンシング玉入れで、跡部ナンバーがきた時、築かれた跡部王国の中に入っていけるのすごい。いやたしかに手塚と跡部の絡みはめちゃくちゃ期待してたけども!手塚が歌い始めた時の歓声もすごかった。りょやべの歌声が低くて聞き取りやすいのは周知なのでさておき、他メンツと比べると手塚健登の歌声も低めで聞き取りやすかった。他のキャストもしっかり音程取れててびっくりしたんだけど、高いのでアリーナでは特に通りにくかったかなーみたいな印象。健登くんいつもはほわほわしてて声高そうだけど案外低いのでギャップ。良い意味で一番予想を裏切られた。

・騎馬戦で健登くんが騎馬にいくのは納得。細いし絶対軽いしな()

・コメント求められた時とかも真面目に答えててしっかり部長してた

 

大石秀一郎 (原貴和)

・学ラン応援合戦の時副団長ポジでちゃんと真面目にやってて副部長感ましまし。絶対まっすぐでいいやつ。

 

不二周助 (持田悠生)

・競技前にはラジオ体操(第一)。国外にルーツを持つ選手を除いて、会場にいる全選手とオタクに馴染みある音源なので、音が流れると笑いがこぼれた。謎だけど馴染みあるから「現実にいたらこんな感じなんだろうな~」とか萌える。左右に手曲げるやつ一人反対なもっちー

・2人3脚で裕太にゼッケンつけてあげてたり、裕太のために白組勝とうとか弟思いで好き。2人3脚の準備してる時ゆえとくんと隣にいたから「これはもしや兄弟…!?」って思ったら間に賀三くんいた(笑)

・チア可愛すぎた。そもそもチアは観月さんを主将として可愛い子集めてたけどすぐ見つけられるくらいに馴染んでた。

・リレーの際青のバトンを落とすもなんとか走りきる(焦った)

・最後中央で集合写真を撮る時体操座りでダブルピースで可愛すぎた。

 

乾貞治 (塩田一期)

・なんで乾クイズに彼を出さないのよ(笑)

 

河村隆 (大友海)

・りょのたりに最後のショーでおんぶされてて羨ましい

 

桃城武 (寶珠山駿)

・客降りで一瞬だけど来てくれた。いかつい。あつい。

 

海堂薫 (岩崎悠雅)

・桃ちゃんと仲悪すぎて最初の2人3脚全然息あってなかった。競技後「こいつが右足先に出すから」「いやこいつが左足から出すから」みたいな揉め事起こしてて応援チームに全力で止められてた

 

水野カツオ (市川愛大)

・相変わらず可愛い。「醜い争いなんて見たくなーい!」は明言。

 

不動峰

 

伊武深司 (土屋直武)

・みんなで円陣くむところ、彼は解説席にいたから混ざれなくて、競技後コメントを求められた際「俺もやりたかった…」ってぼそって言って可愛すぎた。ギャップ。いつも不服そうな顔して中身は案外寂しがりやな小学生。

・そんな解説席ではカズヤと嫌な空気を流してた

 

 

聖ルドルフ

 

観月はじめ (三井淳平)

・観月ワールド全開だった。みんな従順すぎる。淳平くんはお名前は何度か拝聴したことあったし、松ステもあって最近一番気になってるわかはい(若手俳優)。もっちーと同じく声質がめちゃくちゃ良かった。若干笹森味を感じるけど、彼より彫刻なのと、たたずまいから品を感じる。運動会のレポ(主にもち不二との絡み)を機に淳平くんのことを色々漁り始めたら、沼だった。もともと視力いいはずなのにオタクの顔を認知するためにレーザー使って視力あげたりとか、オタクの顔とSNSを合致させるところとか、オタクの需要に言わずもがな答えているところとか、言葉遣いや価値観から滲み出る育ちの良さや、もう全てがプロ。プロ意識高すぎてオタクから「三井プロ」とか「J様」って崇められているエピソード一生好き。

 

野村拓也 (八重澤就土)

・庶民感を感じる、なじみやすい、リアルにいそうなキャラクター。人柄よさそう。客降りで真横の通路に来てくれた(でも反対の通路にいた桃城を追ってた節は否めない)

 

不二裕太 (石原月斗)

・セラボの活動をゆるーく追っているので、テニミュにいる月斗くんはちょっぴり新鮮だった。この運動会の数日後にセラボの公演のアフトで怜也くんが来たんだけど、その際月斗くんはツイッターで「今日はアフタートークに高橋怜也さんが来てくださいました!!」って、テニミュで共演しているはずなのによそよそ感を感じた(笑)

 

山吹

 

亜久津仁 (益永拓弥)

・前髪といいノースリーブといいおらおらしててタイプ。学ラン応援合戦の時はちゃんとやっててイケメンだった。でも解説席にゲストとして呼ばれた時は脚を台の上にのっけたりして態度最悪。

・3人4脚の時亜久津と跡部リョーマが相性悪すぎて笑った。不二兄弟ジローチームはせっせと走ってるのに、彼らはそもそも走ろうとしないし途中ひもを解いて勝手に退場するし自由すぎた

・競技中他の人は応援してるのに亜久津はベンチひとつ分使って横になって見てる(笑)だるそう。視点を変えれば、ベンチひとつ分ないと横になれないサイズ感。

・こちらも太陽くん同様でかいので座って股を開いてると見栄えする。恋。

 

 

氷帝

 

跡部景吾 (高橋怜也)

・ネームプレートを持って登場したとき、歓声がすごかった。やっぱり人気。いるだけで生きているだけでファンサ。さすが我らが跡部

・ラジオ体操の際、リョーガと台に乗って指揮を取る立場のはずなのに、自分は一向にやらなかった跡部

・役が役なので終始ベンチで足組んで座ってた。みんなが立って応援してる時も基本座ってる。のにダンシング玉入れで跡部ナンバーがきた時にマイク取りに行って会場を跡部キングダムに変えたの強すぎる。やっぱり彼は低音が綺麗に出るのでこういう音が響く会場でも聞き取りやすい。ちなみに、最後のリレーではどなたかに「行こ!」と呼ばれて強引にベンチから引き離されてた。

跡部ナンバーでけんとづかとデュエットした後、周りが玉入れに戻っている中ベンチでは跡部がささーっと白組のベンチに向かって(「跡部が動いた…!」)手塚に手を差し出したのがあつすぎた。大好きこの部長コンビ。

・これは主の私的なお話。ちょうど一年前エーステact2の冬単があった時、春組からとしくんと怜也くんが参加できなくて、としくんはエリザベートがあったからわかるとして、怜也くんはテニミュだったから「テニミュでしょ~エーステにも参加してほしかった…」って失礼ながらもこう思っていた節があった。が、この一年色々勉強してみると、やっぱりテニミュを優先してくれて良かったなって思う。そもそも氷帝跡部様がいなくちゃ成り立たないし、新テニファーステセカステと一人で氷帝を背負ってきた彼がようやく仲間に出会えた大切な公演なのだ。千秋楽大泣きりょやべを見ているといつもは自信に満ちている彼がとても愛おしくなる。

 

忍足侑士 (草地稜之)

跡部と似てクールでドライだけどがっくんに盛り上がらされてわーってドライにノってくれるタイプ。

・最後のショーでカメラアピールしてた時は草地アイドル稜之が出てた(カメラに頭ぽんぽんなんてアイドル出身じゃないとできんよ)。本業が本業だし、本当はもっとファンサ振りまきたかったんだろうなーって思うけど、振りまけない分ずっと客席を見まわたしていてさすがプロだった。

・集合写真を撮る時に隣のジローが寝ちゃって、忍足が正座しながら膝枕してたのは包容力すぎた。

・主的推しコンビりょやりょの。怜也くんともっちー、怜也くんと健登くん、稜之くんと楓太くんみたいなプラべでつるむ関係性ではないけど、氷帝の兄組としてカンパニーを引っ張ってきた存在。キッズたちをそっと見守る背中が大きかくて眩しかった。顕嵐ちあの主演舞台桃源暗鬼でも共演できるということで、どんな絡みが見られるか楽しみでしかたない。

 

宍戸亮 (広井雄士)

・リレー(アンカー)でお名前が紹介された時、カメラに抜かれて「わーー」って拳を出しててまっすぐすぎた。

・忍足向日vs宍戸鳳のダブルスで2人3脚をした時、がっくんが転んじゃって際には、余裕で勝てそうだったこともあったのか(D1の方が圧倒的にステップが軽やかだった)D2の方に颯爽と駆け寄って手を差し伸べていて氷帝の絆が絆してた。まあその後颯爽とゴールに向かっていったので結局紅組が余裕でゴールしたんだけど、スポーツマンシップを見せたうえでささーっと勝っているのはかっこよすぎる。

 

芥川慈郎 (横山賀三)

・選手入場の時途中で寝ちゃって樺地にお姫様抱っこされて運ばれてたの可愛すぎるし、樺地は男すぎた最高

・ラジオ体操中も競技中もしょっちゅう寝てました

 

滝萩之介 (中田凌多)

・客降りで目の前に降臨されたんだけど、近くで見たら美しすぎた。髪サラサラ、輪郭美形。造形美。動く度になびく髪が綺麗すぎて、儚い。現実味がなくて消えてしまいそう。晶吾くんが滝やってたのめちゃくちゃわかる。もとから気付いてたけど、滝様美しすぎん!?観月さんと同じくらい品の良さを感じる。まあそりゃ氷帝に通うよな。

 

樺地崇弘 (栗原樹)

・まああんたは体でかいから。

跡部が種目をこなして帰ってきた後そっと水を渡していて跡部キングダムの従者だし、中身も中身で怜也くんのTOだった。気遣いの男。現実にいたら実はモテる男ランキングに上位ランクインするのでは。

 

鳳長太郎 (明石陸)

氷帝のネームプレート役。ネームプレートとお顔の大きさが同じくらいで改めてスタイルの良さを感じた。

・脚は細いしユニフォームから覗く脚は白すぎるし。陸くんのお顔も可愛いし、鳳の役も可愛いし、総じてやっぱり可愛い。

 

日吉若 (酒寄楓太)

・乾クイズで先に2人に正解されても最後まで腹筋やってて健気だった。

・三船のボールを運ぶ障害物競争でポンコツぶりを発揮。ラケットの網目が粗すぎて全部こぼれていった。本人も途中から苦笑。そんな姿を見て役を保てずゲラを覗かせていた跡部と忍足は翌日の話。

 

六角

 

樹希彦 (森下紫温)

・客降りでわりと近くに来た。その時ちょうど桃ちゃんも近くにいたから「スチブラじゃん」って勝手にくっつけたくなっちゃった。あんたたちはマブでしょ!スチブラの始動時期と六角公演が被っていたのもまたあついよね。スチブラの現場では「テニミュ頑張らなきゃー」ってなってテニミュの現場では「スチブラのダンス覚えなきゃー」ってなって2人でわたわたしてるの想像したら可愛すぎる。

 

 

立海

 

幸村精市 (藤田浩太朗)

・リレー早すぎた。立海、特に紅組に○○朗が終結してて非常に紛らわしい。

・新テニはサーステしかわからなかったから、最後のショーで立海が一気に集まったとき6人くらいいて「そんなに頭数いたっけ?」って思ってたけど、やっぱり運動会で初めまして多かったんだね。サーステは3人しかいなかったからさ。それなのにあんな一体感があったのは不思議だった。同じ学校って意識が強いのかな。

 

柳蓮二 (梶田拓希)

・一期くんに並ぶデータ系選手で笑った。乾クイズで

梶田「あなたが30分早く寝た確率は80%」

塩谷「あなたが30分早く起きた確率は80%」

の繰り返しやってて草。

・主、梶田くんのお顔が好き。そのルックスで初舞台なの!?端正な顔立ちだし、声も良いし生まれ持ったものに恵まれているから、もったいないよ!って思ったらプデュの2期に出演していたらしくてびびった(稜之くんは1期)。たじとヴァサ兄が出てたからしっかり見てたのでまたひとつ世界戦が繋がって感動すぎた。

 

 

四天宝寺

 

遠山金太郎 (平松來馬)

・ちっちゃい。可愛い。3人4脚の時両隣がデカすぎて金ちゃん浮いてた。何してもファンに「可愛いー!」って言ってもらえる。

 

 

日本代表

 

越前リョーガ (井澤勇貴)

・綱引きで紅組は中学生メンツだったからハンデとしてもう一人選手を追加しようってなった際。リョーマが立候補して脱いだジャージを投げたのを華麗にキャッチしてておにいすぎた。

・騎馬戦で181のサイズ感なのに上に乗っててびっくり。まあ下のメンツもU17で強面だったんだけどね。

・リレーにも若造に交じって参加。そのガッツがすっごい。

 

君島育斗 (星野勇太)

・運動会レポでめちゃくちゃ拝見した君様。勇太くんはヒプステで名前を何度か聞いたことがある。イメージしてたのはきゃぴきゃぴ系だったんだけど、蓋開けてみたら品を感じたね。

・上記の綱引き一人選手を増やす駆け引きを白組にもっていった際、白組が揃いに揃って手で〇を作っていて、君様の支配力を感じた。

 

遠野篤京 (輝馬)

・あまりにも自由すぎて否が応でも顔が思い浮かんでくる。帰路についた時に調べてみたら中身は輝馬くんだったってオチ。道理であんな自由だったわけだわ(笑)彼がいなくて15日の運動会が成り立ったのか気になるくらい。

・何が自由だったかっていうと、書ききれないくらい一人自由に動いていた。ベンチ前の床で寝っ転がっていたり、「怪我したいたーい」みたいなくだりをずっとしてたり、首を前に出しておらおら歩いたり、終始暴走してたり(言葉の意味そのまま)。そんなガツガツしてたら中学生メンツに泣かれますよ。

 

 

フランス代表

 

ティモテ・モロー (ジェレミー・クロディス)

・彼が歩いたらそこはもうパリなのよ。跡部様の後にジェレミーがランウェイしてきて彼に引けを取らない歓声が沸いていた。

・イケメン(鮎川氏)が立つとパリコレも立ち、イケメンが座るとパリコレも座るレポしか出てこなくて親子。

・リアルで見るとマジでスタイル良すぎて顔小さすぎて、日本人がやったら絶対ダサいティモテの腰上げてうっふーんするポーズもジェレミーなら絵になる。集合写真撮る時、カメラを構えられる前からずっとこのうっふーん姿勢で待機してて可愛かった。

 

トリスタン・バルドー (鮎川太陽)

・本物のフランス人ジェレミーと並んでもサイズ感バグ。応援席ではずっとジェレミーの隣で喋ったり説明してたり(手をひらひらさせながら)。脚が長すぎて座ってても足組んでても映える。ベンチに座って股開いてかかんでる時脚長すぎて恋に落ちた。

・ジェレミーだけじゃなくドイツの選手にも手を焼く完璧ママ。乾クイズでドイツの選手が走ろうとした時(誰だったか忘れちゃった)一回引き留めてこそこそ何か言ってから再び向かわせてた。世界選手の司令塔。ママすぎて太陽くんのオタクからも他のオタクからもぁゅかゎママって呼ばれてたの好き。

・集合写真を撮る時に彼のサイズ感を考慮するともちろん最後列なわけだけど、「後ろの列から少し下がってくださーい」って指示が出た際、下がってる時に左右を見ながら両手広げて下げるの制限してたのはさすがにプロすぎた。

・タッパあるので何をやってもときめく。玉入れの阻害してる時も綱引きしてる時もスミレ号やってる時も。そういやこのスミレ号が本物の馬でびっくりした(原作を履修していないので…)。サーステのレポでしか見たことなかったからまさかとは思ってたけど、テニスの漫画に予想外のキャラが登場してて面白い。

・ベンチの後ろに同じような水が大量に置いてあったんだけど(多分色分けとかされてない)それを一本手に取ってベンチに戻ってきた後さらーっと再び後ろに戻って別のペットボトルを手にしてた。堂々と歩いて戻ってきたけど多分間違えてたのかな(笑)可愛い。

・主、ジャニオタ出身でYa-Ya-yahも通ってきたので太陽くんがテニミュに出るのは感無量だった。そもそもまだ.5にハマってなかった頃、薮ちゃんと光くん以外のYa-Ya-yahのメンバーは今何してるんだろうなーって調べたことがある。赤間くんはしばらく表舞台に立ってないようだし、翔央くんもここ数年音信不通だっていうし、色んな人生があるんだなーって。そんな中太陽くんはまだ芸能界に残ってくれていて、ただ活動分野がテレビから舞台に変わったのを見て少し寂しくなったような覚えがあるようなないような。

 

 

アメリカ代表

 

キコ・バレンティン (乃本セイラ)

・女の子?もし彼が女の子だったら主は多分苦手なタイプだと思うくらい可愛い。チアやらせた人天才。テニスの王子様じゃなくてチアガールじゃんもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステアラを語り継いでいきたい

 

天伝、无伝の歴史が紡がれたこの劇場で

世界で2番目、アジアで1番最初にできた360度回転する円形劇場で

 

舞台「BREAK FREE STARS」を鑑賞してきた。

 

帝劇や明治座とは異なり、建物内には劇場しかないという今時珍しい造り。中に入ると、サイン入りの刀ステのポスターが目に入って、当時の公演に思いを馳せた。閉館してしまうのはもったいなーと思わざるをえないが、取り決めは取り決めだし、本来の閉館時期よりも延びていると耳にしているので、避けようのない現実なのかもしれない。ロビーはとても綺麗で、椅子やベンチはないけど特に閉塞感を感じるということはなかった。そして何より感動したのがトイレの動線。左から入って右から出るという流れができあがっているので、混雑することがない。劇場において、こんなスムーズなトイレ動線が存在するのか?天才すぎる。2階はトイレしか作らないという、トイレのために開設されたフロア。豪華すぎる。

 

長い通路を歩いて(外から見ても2箱分あるくらいなのでね)、客席に入ると、劇場の重厚感というよりは映画館のような感覚を抱いた(なんせ前日に乱舞祭の4DXを見たので動くことに抵抗はなかった)。一般的な劇場よりもライブ会場みたいに反響する音、回転する時の振動、全方位に向かう照明(360°客席なので当たり前なのだが)。観客席が可動式なのでそこまで重くはできないのか、軽めに設計された椅子、しかし観客が観やすいようにと配慮された背中とお尻にある薄いクッションにホスピタリティを感じる(ちなみにこの椅子しまりが悪い)。リアルヒプステ3面スクリーン。ホスピタリティというと、この劇場なんせ造りが複雑なので、係員の方が手を上げて場所を示したり、開演前にはブロックごとに近い出口を丁寧に案内してくれたりする。しいて言うのであれば、今回主が座った座席が7列目の最下手で実質1列目だったので、足の窮屈寛は否めなかったのと、肘置きが低いうえに細かったのでないも同然だった。客席が最下手だろうと最上手だろうと、役者さんが出たりはけたりするのを一部始終見られるのは利点。中央を見るとなると首死ぬけど。ステラボールの悪夢。

 

入るまで「一回転する劇場とはどんなものなのだろう」と予想がつかなかったのだが、一番の発見は、劇場に入る際動くせりの部分が見られるということだ。特に前の入り口から出入りするときは役者さんが舞台上に登場する時に使う道を通ることになる。客席と舞台上が繋がっているようで非常に面白かった。物理的にではなく、心理的に出る者と観る者の境界線がないのが素敵。公演が始まる5分前になると、舞台上と客席を分けていた赤い紐が解かれた。ちなみに、座席はずっと回転しているわけではないです。

 

舞台「BREAK FREE STARS」観劇記録

 

舞台「BREAK FREE STARS」

観劇日 10月28日(金)12:30

IHIステージアラウンド東京

(予定上演時間 時間 分)

開場 11:30

公演・カテコ 12:30~14:03

 

f:id:kiminoyumetotomoni:20231031100423p:image

 

 

~本編~

 

登場人物

・アース:木村慧人

・ホーイチ:後藤大

・クガ刑務局長:高橋駿一

・デューク:松田昇大

・マサ:吉岡佑

・シャイン:宇佐卓真

・ユーサク:Toyotaka

・ウィン:HILOMU

・キョウ:Ryo

・コウチ刑務官:高野渉聖

・ソーマ刑務官:阿部顕嵐

 

 

物語

 

「ヒップホップ禁止条例」を出された少年たちが、社会とその法に支配されているソーマ刑務官らに立ち向かう物語。デュークなど最初は「ダチじゃねぇ」と檻の中で反発しているメンバーもいたが、次第に仲間意識が芽生えるようになる。

 

かつてはアースらと一緒にヒップホップで繋がっていたソーマがなぜ今や取り締まる立ち位置にいるのか。少年らはその疑問を抱きながら、「ヒップホップは間違っていない」とマサさんが経営するBREAK FREE(ヒップホップのバー)を守ろうと脱獄を試みる。柵の外に出ることは成功したのだが、そこにはソーマがいた。

ソーマ「お願いだからここでやめてくれ」

アース「なんでだよ。お前も一緒にやってたじゃねえかよ」

ソーマ「もう戻れないんだよ!」

 

アース「今動かなきゃ全てなくなっちまうんだよ」

 

この言葉に心が動かされたソーマ。

ソーマ「変えられない?変えられるさ」

 

ソーマはラップに合わせてヒップホップを踊り始める。そこにはかつてアースたちと時間を過ごした本当の彼の姿があった。

 

 

アドリブ

 

・?「お前らにとって昼の12時半はまだ朝なのか⁉」

 

・没収した縄を使ってダブルダッチをやり始めるクガ刑務局長。

ソーマ「それはヒップホップじゃないんですか」

クガ刑務局長「これは…エクササイズだ」

ソーマ「…はっ!(敬礼)」

コウチは手なずけているソーマだけど、目上のクガ刑務局長には逆らえなくて可愛い。

 

・ソーマからアースへ無茶ぶり(法が改訂された後のラストシーン)

ソーマ「あいつ(アース)遅れるって」

マサ「主役2人がいないと始まらないからな」

ソーマ「蛙歩きで、語尾にケロってつなけがら来るって」

下手からアースがぴょんぴょんしながら登場。

アース「遅くなったケロ!」

この後語尾のケロがマサさんにも伝染する、若干カオスな状態に。

 

最後はショーで締めくくられる。劇中で使われていた曲を再び歌う運びなのだが、ソーマがヒップホップを諦めるシーンで使用されていた曲「ヒップホップで会わせてくれたBREAK FREE。帰ることはねぇ。戻ることもねぇ…」が、ショーではこの歌詞の後に「おかえりソーマ!」とアレンジが入っている。そしてソーマを迎え入れて、ラストはメインの曲(ダンス)を披露する

 

 

カーテンコール

慧人「お昼っていうこともあって…あ間違えた」

座組苦笑。

慧人「お昼からありがとうございました!11月5日までやっておりますので応援よろしくお願いします」

 

スクリーンが閉まってみんながお手振りしている時(お客さんも振り返す)、相変わらずパーにした手をひらひらさせる顕嵐ちゃん。

 

 

演出

・豪さんによる最先端の技術が詰め込まれていた。ヒプステでレーザー等の演出には慣れているとして、特に新鮮だったのは、ゴープロみたいな小さいカメラに手や足をアップで映してそれを囚人の後ろのスクリーンに流す演出。囚人はそこでダンスをしているので、囚われている感じが表現されていて面白かった。

 

劇場

ステアラに関しては書きたいことが沢山ありすぎるので、別記事にまとめる。とりあえず劇場内に入って過去上演作品のポスターに書かれたサインを見て思い出したのは、「刀ステ×新次元劇場」の特集。数年前あの放送を毎日のように見返していたな。ずっと夢見ていた場所に来た感覚だった。っていうのと、先週行った劇場が紀伊国屋ホールだったので、規模感に圧倒された。ステアラはどっちかというと帝劇や日生みたいにキャパが大きいので解放感がある。

 

 

その他

・開演5分前一ベルあり

・劇場外にもロビーにもトイレにもグッズ売り場にも係員の方がいて、丁寧に案内をしてくれるおかげで、全てがスムーズ。劇場ではありがちなトイレ行列も、係員さんが「こちらどうぞ~」って誘導してくれるから混まなかった。こんなことある?

・「演出の都合上長時間ロビーへの出入りができません」というアナウンスが事前にあり

 

 

~観劇動機~

・ステアラ

・顕嵐ちゃん出演

 

情報解禁で顕嵐ちゃんの名前があって行くことは決めていたけど、劇場がまさかの夢に見ていたステアラで仰天。これはもう行くしかない。刀ステ天伝、无伝を生で見られなかったことをずっと引きずっていたからその無念を少しでも晴らすために行くしかなかった。この2年間、るろミュとかFFBEの歌舞伎とかギリギリまで観に行こうとしていた作品はあったけどタイミングがあわず結局観られなかったので、今回が初ステアラ。開演と同時に入場して会場の雰囲気をひたすら楽しんでいた。

 

 

~感想~

ヒプステだけどヒプステじゃなかった(CV:草壁メイ)!制作陣といいキャストといい実に3分の2以上がヒプステに携わっていた方だったので、ヒプステに近いのかなと思ったら、レーザー等の演出は似ていたけど、役者さんの魅せ方とか演出(劇場が特殊だったということもあるが)とか新しい豪さんの世界観を知ることができた。魅せ方に関して言えば、原作ものではないのでヒプよりは役の皮が一枚薄いのかなと。その分役者本人の得意ジャンルが生かされたパフォーマンスが多かった。

 

豪さんの作品はライブ寄りの演出が多いので、演劇として見ると難しいなと思う節が時々あったんだけど、ひとつのショーとして捉えてみれば豪さんの世界観が大好きになった。彼の周りにはダンス上級者が集まるしだいたいそういう人ってチャラくてイケメンな人多いから嬉しい。メインのステージでパフォーマンスしているキャストを陰でスタンバイしながら温かい視線で見守ったり、「うぇーい!」って声出したり、居心地の良いカンパニーだなと思った。客席も拍手だけではなく「フ~!」って歓声が飛び交っていてコロナ禍の終息と同時に当たり前だった観劇様式が戻りつつあることを実感する。

 

作品は、休憩なしの物語+ショーの構成で、最後のショーは4面全てのセットでパフォーマンスしてくれる。公演時間1時間半は体感秒だったけど、場面転換は多いし運動量もすごいので体力面のことを考えてこれくらいがベストなのかな。キャストさんのパワーが凝縮されていて圧巻だった。

 

そしてメインのキャスト以外にこの作品には映像で豪カンパニーの方々が出演している。主の周りの観客は口をそろえて「廣野凌大に全部もってかれた」と終演後ぼやいていた。わからなくもなくない。ヒップホップへの印象を聞かれたインタビューで開口一番「うちの子には触れさせてたくないですね」。かと思いきやヒップホップ禁止条例がなくなった際には「ヒップホップって怖い印象しかなかったけど今度聞いてみようかなって思います」。手の平返すの早ーーー!いやまだいっそのこと唐橋さんみたいに「ヒップホップさいこー!」ってちゃらけてる方がたちが良い。他にも松田の凌くんやspiさんは散々ヒップホップに反対していたのに最後のショーでは手挙げてノってた。極端で最高。映像の個性強すぎる。

 

そして個人的に感動したのが、客降り。半年前にマスクの着用有無が個人に委ねられて少しずつ客降りも増えてきた今、どんな演出になってるのかなーと思ったら、3分の1客降りだったと言っても過言ではない。今回の座席が7列目の最下手で、通路が目の前だったのもあるし、客降りの時じゃなくても舞台に出る際キャストさんが真横を通っていくので終始気配を感じていた。席ガチャ大優勝。チケットを発券した時は「7列目かぁ。一桁台だからラッキーかなぁ」くらいにしか思ってなかったけど、蓋開けてみたら6列目と7列目の間にある通路がかなり使われるし、最下手だから「首終わったな…」って思ってたけど、出る時やはける時に存在感を間近で感じることができて最高だった(もはや足音で察する)。

 

 

〜出演者の印象〜

 

木村慧人くん

初見: BREAK FREE STARS

お名前は何回か見たことあったけど、この作品を通してしっかり認知した。LDH全然詳しくないけど、勝手に怖いイメージ抱いてたからびくびくしてたら、顕嵐ちゃんのために朝イチでサウナ張って一緒に入ってくれたりとかおしとやかな良い子で嬉しかった記憶がある。生で見てみるとお顔小さすぎてびっくりした。

 

阿部顕嵐くん

顕嵐ちゃん単体の作品を観に行くのがオクスカぶりらしくて時の流れを感じている。あれから丁度2年か…色々取り巻く環境は変わったけども、今日もこうして応援できること本当に感謝しなくちゃな…。とこの話はさておき、久しぶりに踊っている顕嵐ちゃんを見られて涙が出そうになった。あんな顔してあんな楽しそうに踊るんだ。スキルが上がっているのはもちろん、表現の幅が広くなっていた。一番最初に下手から顕嵐ちゃんが登場したんだけど、こんな間近で7ORDERのメンバーを見たのは初めてかもしれない。その感想は、「鼻たっっっっっっっっっか!?!?」。横顔が美しすぎた。それはそうと、劇中に出てくる演出にちょくちょく既視感を覚えたのは気のせいではない(笑)バスケパフォーマンスやダブルダッチは毎年ガムシャラでやってたし、刑務所を脱獄する流れが少年たちだったり、好きなものに禁止条例が出されているあたりが舞台7ORDER。まあ顕嵐ちゃん以外のキャストは見たこともないし知らないと思うけど。

 

松田昇大くん

初見: ヒプステ or 舞台27

二郎でお馴染み昇大くん。お顔小さすぎる。というかこのカンパニーみんな小顔すぎな?慧人くんと昇大くんと大くんで国宝級日本男児小顔3強同盟を結成してください。抜き打ち持ち物検査で大くんとダブルダッチをするシーンがあるんだけど、最後に大くんが引っかかっちゃって昇大くんがパシパシ叩いてたのが可愛いかった。ニコイチ。

 

後藤大くん

初見: D4(ヒプステ)

時空院の大くん。個人情報になってしまうので詳しくは言えないけど、彼の節々に親近感を感じる部分があって、今回お名前があって嬉しかった。ストリート系の衣装は新鮮だったけどチャラくて良かったし、キャラクターも中立的な立ち位置で喧嘩を止めたりとか穏やかな性格で好き。ほんっっっっっっっっとに彼もお顔が小さすぎた。何頭身あるんだこれ。

 

高橋駿一くん

初見: D4(ヒプステ)

お顔と名前は一致してなかったけどD4なのは知ってる。今回の役どころは一番お偉いさんなので堅めだけど、ときたま抜け感があって好きだった。

 

吉岡佑さん

初見: BREAK FREE STARS

wiki見てみると、今まで通ったことある作品のシリーズに出演されたりしていて、もしかしたらどこかで拝見したことあるのかもしれない。ビジュアルがタイプだった(身長高いし)。吉岡さんも客降りの時に目が合ったような…

 

宇佐卓真くん

初見: タンブリング2020

2020年のタンブリング(コロナのため公演中止)に出演予定だった宇佐くんだよね??一年後にタンブリング自体は上演されたんだけど、若干名キャス変があったので彼を拝見することはできなかった。礼生くんもかとしょくんも準くんも(キャス変前の役者さん)2.5を勉強していく中で出会ったんだけど、宇佐くんだけが唯一触れたことのない20年キャストで、今回ようやく初めまして。客降りの時に半径1メートル圏内でバッチリ目があって悶えたよね。

 

高野渉聖くん

初見: 真夜中の推し活(S/TEAM BLOOD)

若さゆ故に心と身体が直結していて、真っ直ぐな演技だった。顕嵐ちゃんと同じ肝の据わり具合を感じる。初めて渉聖くんを拝見したのは3ヶ月前のまよ推し。ロクマチとかカミシモと同じ枠で2.5の番組が始まるとツイッターで見たから初回から見ていた。もとから知っていたのは、らばくんとほうじゅくんと紫温くんだけだたので、渉聖くんが自分より年下なことにびっくり。しかもめちゃくちゃダンスが上手い。「ダンスが上手くて苗字が高野って、もう洸やん」って思ってたらあながち間違いではないのかもしれないと思って調べてみたら、本当に洸くんの弟さんでびっくりした。道理でハイスペックなわけだわ。渉聖が洸に似たのか洸が渉聖に似せてるのかわからないけど、喋り方や声(もちろんお顔も)そっくり。ツイッターで「洸くんの子どもの演技が上手いのって、渉聖くんがモデルだからなんだな」って呟いている方がいてひょえ〜〜ってなった。ジャニーズとかだとざらに兄弟Jr.はいるけど、2.5の身内俳優って珍しいと思うので、これからどういう風に絡んでいくか楽しみ。

 

 

「真剣乱舞祭2022」を4DX見てきた

 

 

わざわざ4Dにしなくてもいいかな。最初はなれん。動きすぎて振動凄くて集中力奪われるし。壊れたマッサージチェアに座り続けてる感覚なので疲れなくもなくない。でも段々慣れてくる
・獣とか音ハメしながら振動くるのは楽しかった。後ろから炎も感じるし。

音量バグ

圧倒的オス感。
・まあまあ重そうな旗を頭の上で振り回す 
・エネルギッシュ。腹からの発声とかジャンプの高さとか美しさとか気にせず勢いでジャンプするところとか。
・声の低さ。大音量で聴くとよくわかるけどみんな結構声低い(日向くんとか)。私そんな轟かないしそんな低い声出せない。 
・白布素敵。二の腕見えるしズボンの裾もひらひらしててチラチラしてときめく

豊前江あしはやっ

 


五月雨江みつけてから放心状態
魂と子宮持ってかれた



雨さん
・大縄跳びで大包平に「五月雨江ーー!もっと飛べ〜ー!」って言われても一生垂直に飛んでたの超可愛かった。梅津感
・歌声キャラメルボイス
・腹筋割れてる
・エロい
・輪郭綺麗
・でも雲さんより背低くて意外と華奢。大平くんと並んだらオス。
・しっぽの質量
・雲さんとともに推されてるわけではないし周りのだんしがかっこよすぎるからってこともあるけどマジビジュ爆発
・雲さんとセット感強いからソロが少なめ。膝丸髭切、北園大平シンメはもっと推されてるのになぁ

 


アイドルのライブ感


断然君に恋してるって可愛い曲で大平くんに合わせてすぴぴとか頑張ってたの可愛い。まあくさかったけど
てかこの曲まじアイドル

すぴ

 

 

小狐丸役: 北園 涼

声帯強すぎる。がなってもずっと美声出るの凄すぎ。


今剣: 大平峻也

そこらへんの女性アイドルよりアイドルしてる。カテコとかで思ったけどやっぱり他の男士が低いこともあってより峻也くんの声が高く聞こえる。その分響くからいいよね。

大和守安定役: 鳥越裕貴


和泉守兼定役: 有澤樟太郎

男。オス。エロス。実は大御所枠。


堀川国広役: 阪本奨悟

白い。わりかしリアルな奨悟くんとビジュ近い。


蜂須賀虎徹役: 高橋健介

歌下手って自分で卑下してるけど全然感じなかった。周りもそんなこというからイメージはジャイアンリサイタルだったけど、いざ聞いてみたら全然うまいやん。めちゃくちゃ品を感じる。美しい。普段の健介くんとのギャップがすごい。


長曽祢虎徹役: 伊万里有

男。


蜻蛉切役:spi

小西くんはまだわかるが181ある仲田くんお姫様抱っこはやばい。大平くんのことは片腕だけで持ち上げてたやばい
大包平とすぴの騎馬私も乗りたい。上はしゅんやくんとかしょーごくんとか


明石国行役: 仲田博喜

 

鶴丸国永役: 岡宮来夢

めちゃくちゃ大事なシーン任されてることが多かった。若いのにすごい。思ったより声低かった。


桑名江役: 福井巴也
松井江役: 笹森裕貴
浦島虎徹役: 糸川耀士郎
日向正宗役: 石橋弘毅

思ってたより声低い。

 

豊前江役:立花裕大

爽やかすぎる。去年の冬江おんのジャックでFNSとか地上波出た際に「あのイケメンはなんだ」と話題になった彼。


大典太光世役: 雷太
ソハヤノツルキ役: 中尾暢樹


水心子正秀役: 小西成弥

儚い演技が上手。


源清麿役:佐藤信
五月雨江役: 山﨑晶吾
村雲江役:永田聖一朗
大包平役: 松島勇之介
小竜景光役: 長田光平
南泉一文字役: 武本悠佑

この本丸には犬がいて猫がいるんかい。忙しいな

 

肥前忠広役:石川凌雅

強火光平ちゃんオタク。日替わりのコーナーで光平ちゃんが甘い言葉囁かなくちゃいけないって時に当の小竜は逃げようとするんだけど、それを肥前に無言で指差されたから抗わず静かに戻ったの大好き。凌雅くんと光平ちゃんの関係性。

 

篭手切江役: 田村升吾
榎本武揚役: 藤田 玲

『北へ』良すぎた。リメンバー太平洋序曲。前を向いていてすごい素敵。


平将門役: 川隅美慎

舞台「ETERNAL GHOST FISH」観劇記録

 

舞台「ETERNAL GHOST FISH」

観劇日 10月18日(水)13:00

紀伊国屋ホール

(予定上演時間 2時間45分)

開場 12:30

1幕 13:00~14:17

休憩 15分

2幕・カテコ 14:32~16:18

 

 

~本編~

登場人物

 

 

事前の配信でキャストの方がこのように説明してくれたけれど、実はそれぞれ3役を受け持っているらしい。とりあえず主が覚えている他の役どころを記載。

 

・紋章由来(赤い衣の背に彫られている紋章から名前を選ぶ)

炎の「火」:萩谷慧悟

太陽の「陽(ひ)」:田中良子

「月」:柴田淳

「山」:傳谷英里香

「ふつ」:萩野崇

「星」

 

・他

陛下の秘書のふりをした陛下:鈴木勝吾

陛下のふり:玉城裕規

陛下の妻:柴田淳

陛下の暗殺者:萩谷慧悟

映画監督:瀬戸利樹

うぶな役者:萩野崇

・歴史上の人物

板垣退助?:萩野崇

2幕の最後の方で、玉さんが萩野さんに「最後に板垣さん、ひとつだけ言わせてください。ふんばれ」と言う場面がある。

 

 

 

物語

※一人につき役が重複していてややこしいため、登場人物名は役者さんの名前で統一させていただきます

1幕

冒頭は物語の大事なシーンのみ演じられる。その後暗転して本編スタート。招待状で集められた12人が世界にたった一匹の“オンリーシルバーフィッシュ”の名前を探しにやってくる。そこで彼らは陛下に基づいたシネマを撮ることになる。

 

シネマを撮っている最中にそうとは知らず入ってきた萩野さん「待てと言われて待ったことは一度もない!」。その後シネマだと説明を受けて各所に「すみませんでした!」と元気に頭を下げていた。

 

瀬戸くんが食べていて落としたせんべいを回収する萩谷くん。大地くんの肩についたせんべいのかすを振り払ったり雑用をこよなくこなしていた。

 

良子「必要なのよ、物語には」

 

瀬戸「どいつもこいつも台本台本言うけどな、台本なんていらないんだよ!」

どこかの誰かが言ってそうなセリフだ…と思っていると当のご本人様登場。

西田「台本なんて!台本なんていらないんだよ!昼間ですし!」

さらに、瀬戸くんか西田さんが「台本も筋書きもいらないんだよ!」と言ったら、「プロットはいるでしょ!」とツッコまれていた。

 

素人だけど映画へのやる気出る気満々な萩野さんが萩谷くん演じる勇敢な兵士を止めようとする。しかしやってみるも都度「黙れ!」と台詞に割り込んでしまい作品の世界観を台無しにしてしまっているので、西田さんが全身全力で(at下手)萩野さんのことを一生懸命止めようとするも(萩野さんも必死すぎて途中西田さんをおんぶしていた)、一回はけたと思ったら上手から登場して喋ってしまった萩野さん。西田さんが「あちゃー」としかめっ面をする。

 

こんな調子なので瀬戸くんがカットをかけた直後、一向は斜めに並んで西田さんのダメ出しを受ける。

西田「ピアノ!」

ピアノ「はい」

西田「お前はピアノだけ弾いていなさい!なんで出てきたんだ」

ピアノ「いざなわれました」 

西田「お前がいざなわれることは二度とないよ!」

この時、西田さんの方を向いて口をむぎゅっとさせて上目遣いで笑いを堪えている萩谷くん。

西田「物語が進まないんだよ!!!」

 

「語られない言葉や場面は、魚が埋めてくれるよ」

 

水槽の中にある手紙をとろうと泳いでいる人を西田さんだけが見ててあわあわするシーン。
「人によって見え方が違うから、探すんだよ」

 

エリザベス(柴田)が目を覚ますと、銃殺されて亡くなったはずのヘンリー(勝吾)が生きていた。

柴田「…なんで生きてるの!」

勝吾「きっと振り返ったんだ」

 

2幕

 

「動き出したら止まりませんが、あなたはこれを止めようとしたことがありますか」

 

魚の名前を呼んであげようと萩谷くんが提案した時

「でもなんて呼べばいいんだ」

「あなたにとって世界で一番大切なものでいいんじゃないですか」

萩谷「朝日。男の子か女の子かわからないから」

柴田「私も…朝日。男の子か女の子か…」

「もういいよ!」

 

萩谷「たとえ海に果てがあったとしても、漂流してたゆたえば新しい場所に辿り着けるんです」

 

振り返ったせいで混乱した柴田に

萩谷「一緒に名前を呼びましょう」

柴田「覚えてない!」

萩谷「わかるはずです。せーの…朝日」

 

もう一度シネマを撮ろうとなった際

萩谷「私は何をすれば」

西田「お前はトトロやっとけ」

萩谷「ぶぉおおおお」←トトロが鳴く真似。口を大きく開けて目見開いてと地味に似ていたので爆笑

カメラを回している時は、口を大きく開いて気がぐんぐん大きくなるシーンを意識した演技。

 

執事「どうして振り返らなかったんですか」

ピアノ「可哀想だと思ったから。この魚を利用したくなかったんです」
人の優しさが表れている。各々の価値観。

 

 

カーテンコール(ダブル)

2回目の際に萩野さんと大地くんから挨拶あり。

 

萩野「役者たちの後悔とか振り返りたいことが舞台上にあって。明日からも演じます」

 

山口「萩さん急に真面目ぶるからびっくりした」「演劇もその時だけで振り返れないですよね。ただ、振り返る方法がひとつだけあるんです…リピーターチケットというものが!もはや皆さんのオンリーシルバーフィッシュなのではないでしょうか!これをずっと言いたくて!笑ってくださいよ!」

身内ノリでみんなニコニコな座組

山口「長谷川さんみたい」

瀬戸「ははは!」←一人だけ爆笑する利樹くん

 

 

演出

・前3作と比べて水槽今が横長。その中には赤い橋がかかっていたり上手下手に龍がいたり、魚自体の存在はないものの想像力を膨らませることができる

・暗転の時間が長い…その時間で観客は話をまとめたり推測できたりするので、あえて長くしたのかなと考えたり。

・西田作品は音響が大きめ。時々役者さんの声が消されてしまう時がある

 

 

 

その他

・12:55 BGMを流したまま1ベルが鳴る

・平日昼間でアフトもない回だったので、観客はM列以降ほぼ座っていなかった。どの列も1.2番の座席は使われておらず

・意外と男性の観客が多い。夫婦で来ている方もいらっしゃった。

 

 

感想

DisGOONie以外で西田さんのシリーズ作品を観劇するのが初めてだったのだが、今回の作品はかなり難しかった。いつが振り返っているタイミングでいつが現実なのか時空を見分けられたかは未だわからない。そもそも、振り返るの概念とは何なのか。振り返るだけなら誰でもできるが、永魚でいう「振り返る」とは頭の中で思い出すという意味ではなく、タイムスリップして過去を変えられるという意味なのかもしれない。

 

 

 

普段からクイズや謎解きなどに苦手意識がある主は上手く伏線を回収することができなかったのでもう一度見る必要がありそう…とはいえ、完全にミステリーで暗めの話なのかなと思っていたら、アドリブや身内感溢れるノリも含まれていて面白かった。1幕の中盤なんて遊びまくりだったのでお腹がちぎれそうになるくらい笑わせてもらったり(1幕も終盤になると机に置いてあった手紙がなくなったり陛下が撃たれたりして物語は進み始めが)。

 

誰が誰に言ったか忘れたという凡ミスを犯してしまったのだが、「諦めるな」という言葉が何度か出てきた。過去を振り返って変えてきたからこそ説得力がある。しかし、振り返っても振り返っても結局は誰かが死ぬ未来が待ち受けていたので、結局はハッピーエンドにならない。そこにそんな簡単にうまく物事が進むわけがないという現実性を感じた。だけど、最終的にはそれぞれの時空で撃たれたはずの勝吾くんも萩ちゃんも生き返っていてもうごちゃごちゃ。いやー難しい。考える余地が沢山ある。

 

 

事前の配信で言っていた「たゆたう」という意味。この作品を通して初めて出会った単語なので、どんな物語が繰り広げられるのかと想像することが難しかった(こういう儚い表現をするところが西田さんの戯曲が好きな理由のひとつでもある)。劇の中では何回か「たゆたう」という言葉は出てきたけど、勝吾くんが最初に口にした。しかし、それだけでは理解できない。その後2幕の「たとえ海に果てがあったとしても、漂流してたゆたえば新しい場所に辿り着けるんです」という萩ちゃんの台詞が糸口になっているのではないか。

 

「たゆたう」

 

それは“漂流するように心が揺さぶられて迷うこと、それと同時にその後には明るい未来が待っていること”だと思う。ちょうど一年前のこの頃も『まほろばかなた』を観劇した後に「まほろば」の意味とは何なのかと考えたことがあったが、その際も明るい未来が含まれていると考察した。西田さんの言葉にはどこか前向きさを感じる。

 

 

もうひとつ、心に深く刻まれた言葉がある。

 

「可哀想だと思ったから。この魚を利用したくなかったんです」

 

淡々と当たり前のことのようにノリさんはこう言った。その人の価値観によって受け取り方は異なると思うが、もし主が過去を振り返れると言われたらきっと魚を利用してしまう立場にあるだろうしその方法以外思いつかないと思うので、ノリさんのこの視点は新鮮。もちろん役の優しさもあるのだろうが、ノリさん本人の人の優しさがそこには滲んでいた。演じる人によって伝え方が変わるであろうこの台詞をノリさんがもってくれて良かった。すごく温かい気持ちになった。この物語は彼が振り返った物語なのかもしれない。

 

 

 

余談。

1幕のアドリブが渋滞していたシーンで瀬戸くんが「カメラも消毒もいらねぇよ!」とシネマを撮っていたカメラを下手に投げだしていたが、ここにはコロナ禍への皮肉があるようにも感じた。台詞か否かはわからないけども、どちらにせよマスクの装着有無が個人の判断に委ねられるようになって、少しずつ色んなものが解禁されてきたからこそのムーブメントかなと(そんな壮大なものでもないが)考えたりもした。

 

 

 

出演者の印象

鈴木勝吾くん

初見:PSY・S

萩ちゃんが「しょうにぃ」と慕う勝吾くん、実は今回が初めまして。円盤でDisGOONieとかモリミュとかは見たことあったし、評判が良いことも勿の論存じ上げていた。貫禄がすごい。

 

萩谷慧悟くん

西田組に仲間入りできて良かったねぇな萩ちゃん。日替わりのシーンとか耐えてるはいるけど滲み出ているニコニコ感が可愛かった。「朝日…男の子か女の子かわからないから」の萩ちゃん、めちゃくちゃ優しい顔してたのと、月が子供を宿して萩ちゃんとの子だーってなった時の既視感はきっとリトファン。萩谷慧悟パパ率高め。この座組では萩さんの次に大きかったので(物理的に)恋だった。

 

山口大地さん

初見:Little Fandango

リトファンを機にSNSをフォローし始めたら映像の方でもかなり活躍されていて、最近でいうと東リべの映画はなかなか好演だった。

 

瀬戸利樹くん

初見:MOTHER LAND

こちらもリトファンぶり。いうて1年半前だけど、見ない間に演技がめちゃくちゃ上手くなっていてびっくりした。しかも声にドスがきいていて聞き取りやすい。マザラン、リトファンを経て演技の幅が広がったなあと感じたし、何より本人がインタビューでこう言ってくれて嬉しかった。

 

瀬戸「僕にお芝居を楽しいと思わせてくださったのが西田さん。自分の感覚や思考を使い、自由に演じていいんだと気づかされました。僕は思ったことをやらないまま、稽古を終えてしまうことも多いので、一歩踏み出す勇気をもって稽古に臨めたら」

今を生きる俳優たちと作り上げる、この座組でしか生み出せない舞台 西田大輔にとって思い入れの深い“魚”シリーズ、7年ぶりの最新作! │ シアターウェブマガジン[カンフェティ] (confetti-web.com)

 

利樹くんもそろそろ西田組に仲間入りかな(同期は萩ちゃん)。西田さんの世界観にとてもマッチする俳優さんだと思っているのでこれからも頻繁に呼ばれてほしい。

 

玉城裕規さん

初見:サクセス荘1

サクセス荘で見かけて個性の強い俳優さんだなーと思って早2年、ついに今回初めて生の演技を拝見した。声に特徴ある方だからどんな感じで舞台上で活かされているんだろうなぁって思ってたらこちらもめちゃくちゃ聞き取りやすかった(今回は普段より低く喋っていたのかな)。役どころ的にシュールで面白くて、沢山笑わせていただいた。

 

田中良子さん

初見:PSY・S

村田中の奥さんの方。今回の良子さんは宝塚の男役みたいな逞しさを感じた。

 

萩野崇さん

初見:デカダン

いつもと比べると今回はやたらポップな役どころだった萩さん。そんな萩さんを見ていると、ふと長妻怜央くんの将来像が重なった(スタイルとか似てる部分あるしね)。ながつ、数十年後には今回の萩さんみたいないくつになっても明るくて健気でポップではじけて笑いを取るようなイケおじになってるんだろうな。

 

西田大輔さん

これまで西田さんが脚本や演出を手掛けた作品は幾度となく観てきたけど、演技をしている姿は初めて見た。最初浮いちゃうのかなーと考えたりもしたけど、いざ見てみるとしっかり他の俳優さんと融合しつつ西田さんの良さが溢れていてさすがと感じた(そりゃ西田さんが描いた世界線だから馴染むのは当然といえば当然なのか)。

 

惜しめる思い出があること

 

ジャニーズ最後の日

 

 

 

色んなエンタメを生み出してきた。

色んな記録を作ってきた。

 

SUMMARY

ロッコ

特攻

ジャニアイ

ワイヤー

マッピング

演出

センステからの花道

ステージング

 

ROT今年内

そろそろその時期

 

契約的にはバラバラという形

 

 

カウントダウンを見ても実感は湧かなくて。

 

 

 

悔しくてしかたない。最後の最後までもがいて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「The Lion King」観劇記録

 

「The Lion King」

観劇日 8月16日(水)19:30

@Lyceum Theatre, London

(予定上演時間2時間半)

1幕 19:34 〜20:40 

休憩 約25分

2幕 21:04〜22:03 

カテコ 22:03〜22:09

 

 

~本編~

演出

何をするにせよスケールが壮大。最初から客降りで動物が登場することで観客一同大盛り上がり。2幕冒頭では2階バルコニーにも客降りがあったので、取り残された感を感じさせない演出が素敵だと思った。また、動物を体現しているので、そう見えるように大道具に趣向を凝らしている。

 

例えばムファサ(シンバパパ)がヌーの大群にひかれて殺されるシーン。ムファサが上手の壁をよじ登るも「お前の王の時代は終わりだ」と言われると、ワイヤーで吊るされていたようで彼は舞台中央に飛ばされる。その後ムファサが落ちた部分以外の周囲の大道具は奈落に戻る(最終的にはパパの部分も奈落から床下に入る)。

 

階段の演出。階段が上がっている感をなるべく出さないように回しながら出していく。動きを伴っていることで「上がっている」ではなく「回っている」という感覚のほうが強くなる(錯覚を起こさせる)。

 

また、ほぼシーン毎に中央の奈落から階段が出したりしまわれたりしていた。

 

 

照明

・時折照明を客席まで回すことで没入感を感じさせる

・天井から光が当たりサイド(上の方)からスモークが出てくると、そろそろ開演の合図

 

音響

・サークルの天井から音(鳥の鳴き声とか)を流すことで「近くにいる!」という親近感を演出

 

衣裳

草(アンサンブルの方々)の見せ方:アンサンブルの方が頭をかがめれば、草が観客に見えやすくなるという仕組み。スカートの裾だけが薄黄色で他の部分は透明。しゃがんだ時に床と裾が一体化して(くっついて)草の根元感が生まれるのが面白かった。

 

アドリブ

・アナ雪の曲を歌うなど豊富に取り入れていた(ロンドンで観劇したミュージカルの中で一番アドリブがあったように感じる)

 

劇場

・ロンドンの劇場の中でも屈指で規模感が大きい。ハコは横に長く、天井は比較的高め。

・最上手で観たものの、遮るものがなかったので観やすかった

・舞台と客席をつなぐ階段があるので距離感が近くて良い(日本でいう文化会館)。舞台上の世界とコネクションを感じることができる。

 

その他

・子ども向けの作品なので、Frozen同様ソワレにもかかわらず子どもの声が頻繁に聞こえてくる

・楽しい場面でも悲しい場面でもナンバーが終わる度に「ヒュー」と叫んで拍手する文化を強く実感した

・キャストさんが煽らなくても、アドリブのシーンで観客は手拍子をし始めた。アットホームな雰囲気を観客自らが生み出している。


 

~感想~

当日に劇場のチケットカウンターでチケットを購入したところ、45ポンドで観劇することができた。ライオンキングは日によって空席状況がかなり異なり、下手したら2万5000円することとかもあるので、当日券はだいぶ賭けではある。今回は運に恵まれて、最安値(cheapest)だったにもかかわらずロイヤルサークル(2階)で観ることができた。

 

いざ、観劇。幼少期と結びついているライオンキングの記憶が蘇ってきて、開演1、2分で涙がぽろぽろ出てきた。単番で観劇したということもあり、ロンドンのミュージカルで泣いたのはおそらく初。溢れさすまいと涙を我慢したら右目のコンタクトが外れるというアクシデントはさておき、改めて音楽は自身の記憶と結びついてるなと実感した。それが幼少期ならなおさら深く刻まれている。


動物を人間が体現するということで、こういう手の作品だと毎度オタク間で討論が繰り広げられる衣装問題。「人間が動物を演じるのが苦手」と拒否している友人もいたが、主本人は2.5次元で慣れているので特に違和感は感じなかった。衣装のつくりというか、俳優を動物に見せるためにと凝らされた構造が結構複雑なので(俳優の頭とは別に動物の頭があるので頭が2つあるように見えるetc)戸惑いは若干感じる。

 

そういう時は、俳優の身体ではなく彼らの頭上あたりに注目すると良い。脚まで見ると構造が複雑すぎてこんがらがりそうだが、一定の部分に注目していれば視野が広くなって他の登場人物との兼ね合いも見ることができる。また、先述した草など頭上にその登場人物のわかりやすい特徴があったりするので、より違和感を感じることなく観劇できると思う。衣装や演出で人間ではない生物を表現する媒体として、ある種2.5次元と近いかも。

 

そして何よりこれらを生身の人間がやっていることに最大の意味がある。チャリンコにたくさん動物をつけてそれを乳母車の如く押すキャストさん。この場合動物がわかりやすく動物の形を成しているので、ぶっちゃけそれは人が押さなくても良いのかもしれない。しかし、それでは舞台化の意味がないのだ。同じ人間がやるからすごいんだ。自分と同じ身体、機能を持つ俳優さんが目の前で体をも超越した何かを為している。それこそが私達がインスピレーションを受ける部分であり、明日を生きる活力になるのではないか。

 

とはいいつつ、最初のシーンでゼブラが踊っている姿は滑稽で笑ってしまったけど(笑)みんな可愛かった。

 

観客へのアプローチも面白くて、ディズニー作品なので観客には子連れが多い(というか半分以上)。子ども達が飽きないように、1幕冒頭では1階席後方から動物が登場したり、2幕が始まる際にはアンサンブルの方が2階席まで客降りしてくれて、先端に鳥がついた棒を回して近くでライオンキングの世界観を実感することができた(ちなみに主の近くにはスキンヘッドのムキムキな男性が来た)。子どもを惹きつける工作がさすが。

 

最後に、「世の中にはいろんな人がいる」とダイバーシティの話をカテコの後に持ってくることによって、非常にメッセージ性を感じた作品となった。本編で暗示されていた多種多様の存在・価値観をカテコ後一息ついている観客に対して直接言語化することで、その言葉が心に深く刻まれる。

 

 

p.s.

シンバの子明らかに若いけど、労働基準法的にソワレ(しかも1930始まり)への出演は大丈夫なのかな。翌日の学校が心配。