ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

舞台「BREAK FREE STARS」観劇記録

 

舞台「BREAK FREE STARS」

観劇日 10月28日(金)12:30

IHIステージアラウンド東京

(予定上演時間 時間 分)

開場 11:30

公演・カテコ 12:30~14:03

 

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~本編~

 

登場人物

・アース:木村慧人

・ホーイチ:後藤大

・クガ刑務局長:高橋駿一

・デューク:松田昇大

・マサ:吉岡佑

・シャイン:宇佐卓真

・ユーサク:Toyotaka

・ウィン:HILOMU

・キョウ:Ryo

・コウチ刑務官:高野渉聖

・ソーマ刑務官:阿部顕嵐

 

 

物語

 

「ヒップホップ禁止条例」を出された少年たちが、社会とその法に支配されているソーマ刑務官らに立ち向かう物語。デュークなど最初は「ダチじゃねぇ」と檻の中で反発しているメンバーもいたが、次第に仲間意識が芽生えるようになる。

 

かつてはアースらと一緒にヒップホップで繋がっていたソーマがなぜ今や取り締まる立ち位置にいるのか。少年らはその疑問を抱きながら、「ヒップホップは間違っていない」とマサさんが経営するBREAK FREE(ヒップホップのバー)を守ろうと脱獄を試みる。柵の外に出ることは成功したのだが、そこにはソーマがいた。

ソーマ「お願いだからここでやめてくれ」

アース「なんでだよ。お前も一緒にやってたじゃねえかよ」

ソーマ「もう戻れないんだよ!」

 

アース「今動かなきゃ全てなくなっちまうんだよ」

 

この言葉に心が動かされたソーマ。

ソーマ「変えられない?変えられるさ」

 

ソーマはラップに合わせてヒップホップを踊り始める。そこにはかつてアースたちと時間を過ごした本当の彼の姿があった。

 

 

アドリブ

 

・?「お前らにとって昼の12時半はまだ朝なのか⁉」

 

・没収した縄を使ってダブルダッチをやり始めるクガ刑務局長。

ソーマ「それはヒップホップじゃないんですか」

クガ刑務局長「これは…エクササイズだ」

ソーマ「…はっ!(敬礼)」

コウチは手なずけているソーマだけど、目上のクガ刑務局長には逆らえなくて可愛い。

 

・ソーマからアースへ無茶ぶり(法が改訂された後のラストシーン)

ソーマ「あいつ(アース)遅れるって」

マサ「主役2人がいないと始まらないからな」

ソーマ「蛙歩きで、語尾にケロってつなけがら来るって」

下手からアースがぴょんぴょんしながら登場。

アース「遅くなったケロ!」

この後語尾のケロがマサさんにも伝染する、若干カオスな状態に。

 

最後はショーで締めくくられる。劇中で使われていた曲を再び歌う運びなのだが、ソーマがヒップホップを諦めるシーンで使用されていた曲「ヒップホップで会わせてくれたBREAK FREE。帰ることはねぇ。戻ることもねぇ…」が、ショーではこの歌詞の後に「おかえりソーマ!」とアレンジが入っている。そしてソーマを迎え入れて、ラストはメインの曲(ダンス)を披露する

 

 

カーテンコール

慧人「お昼っていうこともあって…あ間違えた」

座組苦笑。

慧人「お昼からありがとうございました!11月5日までやっておりますので応援よろしくお願いします」

 

スクリーンが閉まってみんながお手振りしている時(お客さんも振り返す)、相変わらずパーにした手をひらひらさせる顕嵐ちゃん。

 

 

演出

・豪さんによる最先端の技術が詰め込まれていた。ヒプステでレーザー等の演出には慣れているとして、特に新鮮だったのは、ゴープロみたいな小さいカメラに手や足をアップで映してそれを囚人の後ろのスクリーンに流す演出。囚人はそこでダンスをしているので、囚われている感じが表現されていて面白かった。

 

劇場

ステアラに関しては書きたいことが沢山ありすぎるので、別記事にまとめる。とりあえず劇場内に入って過去上演作品のポスターに書かれたサインを見て思い出したのは、「刀ステ×新次元劇場」の特集。数年前あの放送を毎日のように見返していたな。ずっと夢見ていた場所に来た感覚だった。っていうのと、先週行った劇場が紀伊国屋ホールだったので、規模感に圧倒された。ステアラはどっちかというと帝劇や日生みたいにキャパが大きいので解放感がある。

 

 

その他

・開演5分前一ベルあり

・劇場外にもロビーにもトイレにもグッズ売り場にも係員の方がいて、丁寧に案内をしてくれるおかげで、全てがスムーズ。劇場ではありがちなトイレ行列も、係員さんが「こちらどうぞ~」って誘導してくれるから混まなかった。こんなことある?

・「演出の都合上長時間ロビーへの出入りができません」というアナウンスが事前にあり

 

 

~観劇動機~

・ステアラ

・顕嵐ちゃん出演

 

情報解禁で顕嵐ちゃんの名前があって行くことは決めていたけど、劇場がまさかの夢に見ていたステアラで仰天。これはもう行くしかない。刀ステ天伝、无伝を生で見られなかったことをずっと引きずっていたからその無念を少しでも晴らすために行くしかなかった。この2年間、るろミュとかFFBEの歌舞伎とかギリギリまで観に行こうとしていた作品はあったけどタイミングがあわず結局観られなかったので、今回が初ステアラ。開演と同時に入場して会場の雰囲気をひたすら楽しんでいた。

 

 

~感想~

ヒプステだけどヒプステじゃなかった(CV:草壁メイ)!制作陣といいキャストといい実に3分の2以上がヒプステに携わっていた方だったので、ヒプステに近いのかなと思ったら、レーザー等の演出は似ていたけど、役者さんの魅せ方とか演出(劇場が特殊だったということもあるが)とか新しい豪さんの世界観を知ることができた。魅せ方に関して言えば、原作ものではないのでヒプよりは役の皮が一枚薄いのかなと。その分役者本人の得意ジャンルが生かされたパフォーマンスが多かった。

 

豪さんの作品はライブ寄りの演出が多いので、演劇として見ると難しいなと思う節が時々あったんだけど、ひとつのショーとして捉えてみれば豪さんの世界観が大好きになった。彼の周りにはダンス上級者が集まるしだいたいそういう人ってチャラくてイケメンな人多いから嬉しい。メインのステージでパフォーマンスしているキャストを陰でスタンバイしながら温かい視線で見守ったり、「うぇーい!」って声出したり、居心地の良いカンパニーだなと思った。客席も拍手だけではなく「フ~!」って歓声が飛び交っていてコロナ禍の終息と同時に当たり前だった観劇様式が戻りつつあることを実感する。

 

作品は、休憩なしの物語+ショーの構成で、最後のショーは4面全てのセットでパフォーマンスしてくれる。公演時間1時間半は体感秒だったけど、場面転換は多いし運動量もすごいので体力面のことを考えてこれくらいがベストなのかな。キャストさんのパワーが凝縮されていて圧巻だった。

 

そしてメインのキャスト以外にこの作品には映像で豪カンパニーの方々が出演している。主の周りの観客は口をそろえて「廣野凌大に全部もってかれた」と終演後ぼやいていた。わからなくもなくない。ヒップホップへの印象を聞かれたインタビューで開口一番「うちの子には触れさせてたくないですね」。かと思いきやヒップホップ禁止条例がなくなった際には「ヒップホップって怖い印象しかなかったけど今度聞いてみようかなって思います」。手の平返すの早ーーー!いやまだいっそのこと唐橋さんみたいに「ヒップホップさいこー!」ってちゃらけてる方がたちが良い。他にも松田の凌くんやspiさんは散々ヒップホップに反対していたのに最後のショーでは手挙げてノってた。極端で最高。映像の個性強すぎる。

 

そして個人的に感動したのが、客降り。半年前にマスクの着用有無が個人に委ねられて少しずつ客降りも増えてきた今、どんな演出になってるのかなーと思ったら、3分の1客降りだったと言っても過言ではない。今回の座席が7列目の最下手で、通路が目の前だったのもあるし、客降りの時じゃなくても舞台に出る際キャストさんが真横を通っていくので終始気配を感じていた。席ガチャ大優勝。チケットを発券した時は「7列目かぁ。一桁台だからラッキーかなぁ」くらいにしか思ってなかったけど、蓋開けてみたら6列目と7列目の間にある通路がかなり使われるし、最下手だから「首終わったな…」って思ってたけど、出る時やはける時に存在感を間近で感じることができて最高だった(もはや足音で察する)。

 

 

〜出演者の印象〜

 

木村慧人くん

初見: BREAK FREE STARS

お名前は何回か見たことあったけど、この作品を通してしっかり認知した。LDH全然詳しくないけど、勝手に怖いイメージ抱いてたからびくびくしてたら、顕嵐ちゃんのために朝イチでサウナ張って一緒に入ってくれたりとかおしとやかな良い子で嬉しかった記憶がある。生で見てみるとお顔小さすぎてびっくりした。

 

阿部顕嵐くん

顕嵐ちゃん単体の作品を観に行くのがオクスカぶりらしくて時の流れを感じている。あれから丁度2年か…色々取り巻く環境は変わったけども、今日もこうして応援できること本当に感謝しなくちゃな…。とこの話はさておき、久しぶりに踊っている顕嵐ちゃんを見られて涙が出そうになった。あんな顔してあんな楽しそうに踊るんだ。スキルが上がっているのはもちろん、表現の幅が広くなっていた。一番最初に下手から顕嵐ちゃんが登場したんだけど、こんな間近で7ORDERのメンバーを見たのは初めてかもしれない。その感想は、「鼻たっっっっっっっっっか!?!?」。横顔が美しすぎた。それはそうと、劇中に出てくる演出にちょくちょく既視感を覚えたのは気のせいではない(笑)バスケパフォーマンスやダブルダッチは毎年ガムシャラでやってたし、刑務所を脱獄する流れが少年たちだったり、好きなものに禁止条例が出されているあたりが舞台7ORDER。まあ顕嵐ちゃん以外のキャストは見たこともないし知らないと思うけど。

 

松田昇大くん

初見: ヒプステ or 舞台27

二郎でお馴染み昇大くん。お顔小さすぎる。というかこのカンパニーみんな小顔すぎな?慧人くんと昇大くんと大くんで国宝級日本男児小顔3強同盟を結成してください。抜き打ち持ち物検査で大くんとダブルダッチをするシーンがあるんだけど、最後に大くんが引っかかっちゃって昇大くんがパシパシ叩いてたのが可愛いかった。ニコイチ。

 

後藤大くん

初見: D4(ヒプステ)

時空院の大くん。個人情報になってしまうので詳しくは言えないけど、彼の節々に親近感を感じる部分があって、今回お名前があって嬉しかった。ストリート系の衣装は新鮮だったけどチャラくて良かったし、キャラクターも中立的な立ち位置で喧嘩を止めたりとか穏やかな性格で好き。ほんっっっっっっっっとに彼もお顔が小さすぎた。何頭身あるんだこれ。

 

高橋駿一くん

初見: D4(ヒプステ)

お顔と名前は一致してなかったけどD4なのは知ってる。今回の役どころは一番お偉いさんなので堅めだけど、ときたま抜け感があって好きだった。

 

吉岡佑さん

初見: BREAK FREE STARS

wiki見てみると、今まで通ったことある作品のシリーズに出演されたりしていて、もしかしたらどこかで拝見したことあるのかもしれない。ビジュアルがタイプだった(身長高いし)。吉岡さんも客降りの時に目が合ったような…

 

宇佐卓真くん

初見: タンブリング2020

2020年のタンブリング(コロナのため公演中止)に出演予定だった宇佐くんだよね??一年後にタンブリング自体は上演されたんだけど、若干名キャス変があったので彼を拝見することはできなかった。礼生くんもかとしょくんも準くんも(キャス変前の役者さん)2.5を勉強していく中で出会ったんだけど、宇佐くんだけが唯一触れたことのない20年キャストで、今回ようやく初めまして。客降りの時に半径1メートル圏内でバッチリ目があって悶えたよね。

 

高野渉聖くん

初見: 真夜中の推し活(S/TEAM BLOOD)

若さゆ故に心と身体が直結していて、真っ直ぐな演技だった。顕嵐ちゃんと同じ肝の据わり具合を感じる。初めて渉聖くんを拝見したのは3ヶ月前のまよ推し。ロクマチとかカミシモと同じ枠で2.5の番組が始まるとツイッターで見たから初回から見ていた。もとから知っていたのは、らばくんとほうじゅくんと紫温くんだけだたので、渉聖くんが自分より年下なことにびっくり。しかもめちゃくちゃダンスが上手い。「ダンスが上手くて苗字が高野って、もう洸やん」って思ってたらあながち間違いではないのかもしれないと思って調べてみたら、本当に洸くんの弟さんでびっくりした。道理でハイスペックなわけだわ。渉聖が洸に似たのか洸が渉聖に似せてるのかわからないけど、喋り方や声(もちろんお顔も)そっくり。ツイッターで「洸くんの子どもの演技が上手いのって、渉聖くんがモデルだからなんだな」って呟いている方がいてひょえ〜〜ってなった。ジャニーズとかだとざらに兄弟Jr.はいるけど、2.5の身内俳優って珍しいと思うので、これからどういう風に絡んでいくか楽しみ。