ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

728の日

 

デビューおめでとう。

 

 

まずこう言っておこう。

 

 

グループ結成から2年9か月、様々な経験を経て無事にCDデビューまで辿り着いた。自身はなにわ担になったことは一度もないのだが、関西を好きだった身として一度しかないこのデビュー発表の日の心情を書き留めておこうと思う。

 

私の記憶の限りだと、私がなにわの結成を知ったのはウィキだった。アイドル誌か何かで発表されたのを早くも記事にしていた気がする。そこにはこれまで一緒に活動してきた康二や龍太くんの名前がなくて、代わりに丈とはっすんがいた。私はゆるく康二と大ちゃんとまとくんが好きだったのでショックすぎて頭が真っ白。関西はなにきんの自然消滅以降グループを作らずに頑張ってきて、WESTがデビューした後も焼け野原だの散々言われながらるたこじ大西畑を筆頭にみんなが支え合ってここまで来た。表で「関西ジュニアでーす!」と言うのも康二と龍太くんと大ちゃんと流星で、この4人をサポートするFunkyなどのメンバーたち、関西に新しい風を吹かせてくれた信号組が4人の後ろにいて。

 

信号組の印象と言えば、他にも14年組はいたはずなのに入所当時からゴリ押しだなぁと思いつつも華があることは確かだった。生まれるべくして誕生したアイドルみたいな。まいジャニで初めて喋ったのを見たときは彼らは大きくなるのかもしれない、と。結果こうして今のメンバーと巡り合って世に羽ばたいていくわけで、、、

丈橋のグループ入りに関しては最初は納得がいかず。お笑いとかツッコミのポジはるたこじでやればいいやん?って。今まで少し違う場所で活動してきた2人を入れた理由がわからなかった。今思えばなにわ男子には新しい風が必要で、今までの関西の雰囲気を変えていくために確かな実力があった彼らが必要だったということも理解できるし、この時期には既に康二のスノ加入も話し合われていたのかと思うと胸が痛い。

そうこうして生まれた“なにわ男子”はあっという間に事務所(特に幹部)のオキニとなり、Jr.であるにもかかわらず多数の映像作品出演やタイアップ、オリ曲の提供など待遇がまるでデビュー組。結成当時からそうだった。当初はメンバー内での格差も少々感じられたが、日数を重ねるにつれメンバー同士での距離感が縮まり、仕事もたくさんもらえるようになった。やっぱり幹部を味方につけるのは強いな。ちょうどLove-tuneが色々あった時期なので余計そう感じざるを得なかったのは鮮明に覚えている。

 

Fall in LOVEの公演でメンカラ入ったヒョウ柄の衣装着て一列に並んだときが懐かしい(笑)歌割もだんだん西畑ソロ道高、りゅちぇ長が増えてきて信号とか大西畑のくくりがとれていくのが悲しかったな。

 

グループ結成前から一定層のファンがいたのと結成によりさらにファンが増えたこと、そしてどうしても関西の寄せ集め感を感じてしまったので私はダイヤモンドスマイルあたりで追うのをやめたのだが、現場入りした8.8ではスノストに負けじと輝かしいオーラと雰囲気を放っていたし、その約一年後WESTリトカン目当てで購入したドリアイではさらに進化したパフォーマンスを見れて感動した。アイドルの成長っていうのはあっという間だな。

 

いつの間にかオリ曲もオリ衣装もたくさんもらって、単独ツアーまでやらせてもらって。コンビニ行ったらハイチュウで見かけるし、いまやほぼ毎日テレビで見かけるのでは???と思うくらい。

 

デビュー発表の瞬間は生では見られなかったのだが、数時間後に見てみて思ったのは「幸せそうだな」。スノストの時が本当に地獄だったので羨ましい。アリーナという大きい会場で自分たちのファンしかいなところでサプライズでデビュー発表とか一番理想的な形だよね。スノストのときなんて何年か前から横アリでライブしてきてようやくJr.みんなで勝ち取った東京ドームで他グル担もいる中急に雰囲気ガラリと変わって15人横一列になってさ。もうその瞬間察した(笑)何年もJr.のシビアな世界を見てきているので。多分なにわちゃん本人たちもインスタYouTube開設って来た時点でまだ丈橋長尾が読んでないってことで何か察したところはあったでしょ。カメラの抜かれ方とか完全にデビュー発表って感じだし、発表形式もキスマイの茶封筒みたいな感じだし(「デビュー決定!」っていう字形もスノストデビューのときと同じやつで草)。丈橋とかに関しては暗転した時点でわかってたんじゃない?平均年齢的にはそんな歳いってないけど、丈とかは歴も長くてそろそろ区切りつけないといけない時期だったからかな。そういった意味ではこの日この時の発表は間違ってないと思う。昼公演に発表して夜盛り上がるというのも典型的なパターンだしね。ただ、誰かひとりすごい声で泣きじゃくっていた人いたね???笑 そっちに気とられて途中から内容が入ってこなかった(笑)ジャニーズネットのスノの下、Jr.の上のところになにわ男子の欄ができるの寂しいな。これからもっと大きくなっていくんよな、、、

 

今まで当たり前のようになにわが関西を引っ張ってきたので、これからどうなるのかなという心配はあるが、、、とりあえずバラエティーもバンドもダンスもできるAぇがいてキラキラフレッシュ感満載の現役高校生リトカンちゃんがいて、昨年結成された希望でいっぱいのBoys beもいて、どんな関西ジュニアが出来上がっていくか楽しみである。再構築って最初はなかなか難しいけど、新しい関西を目の当たりにしたときにくるものは大きいよきっと。新しい未来に期待をかけることにしよう。頑張れ、関西ジュニア。

 

そして最後になにふぁむの皆さんに伝えたいこと。

デビューっていうのは人を根こそぎ変えてしまいます。

キンプリとかスノストのときとかで散々経験してきたので。本人たちは「この距離感は大切にしていきたい」とか必ず言うけど、知名度が上がって人気が出る以上Jr.のときと同じようにはいられないし、デビューしたという自覚と人生を背負って活動していくわけだから当然責任感も変わってくるわけで、変わらない関係性などないということ。ちょっと活動を追わない間に知らない場所に行っていて、気付いた時にはもう届かない存在になっている。アイドルなんて簡単に手が届いてしまったら意味がないけども、でもJr.のときの距離感を知っている側からするとこの現実は結構酷である。仕事量が増え世間への露出が多くなっていき、それに伴い新規も増え、今まで当たり前のように“自分達だけ”のものだったのがそうではなくなる。お茶の間にもファンが増えていきいつしか世界へ行く日が来るのかもしれない。その時Jr.時代のことを思い出して戻りたいなと思う日が来るから。あの頃は無垢で真っ白で幸せな時間だったなって。

 

しかしここで過去ばかりを顧みて前に進めないと一生置いて行かれる。何に?推しとファンにだ。芸能界というのは常に変動的な世界。1分1秒が戦いなわけで、たったこの数秒にでも彼らは動き続けている。明日何が起こるかわからないとはよく聞く話だ。過去を懐かしむのは悪いことではないが、過去ばかりにとらわれるのではなく、しっかり前を向いて推しらと共に未来を見据えねばならない。この仕事はファンがいないと成り立たない職であり、私達は欠かせない存在なのである。彼らを大きくするためにはオタクの力が必要不可欠なのだ。そんな私たちが後ろばかりを見ていたら彼らは大きくなれない。オタクの応援、宣伝こそが、彼らのエネルギーとなり羽ばたいていく手助けとなる。少しでも彼らに貢献できるのならば、まず始めてみること。離れていくのを恐れずに真摯に向き合っていけば、距離感は遠くなれど彼らは必ず何か返してくれる。

 

なぜなら彼らは夢を与える仕事だから。

前に進むことを恐れないで今の自分たちができることから始めていってほしい。

 関西ジャニーズJr.の「なにわ男子」 11月12日CDデビュー | 毎日新聞

 

 P.S.