ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

「演劇ドラフトグランプリ」観劇記録

 

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2022年6月14日(火)『演劇ドラフトグランプリ』 日本武道館

 

16:40〜、16:50〜 予告映像が流れる(テラさんの共演したら嬉しいランキングが使用されてた)

17:05 開演(5分遅れ)

19:14 投票スタート

20:03 終演(予定公演時間は2時間半)

 

【ステージセット】

南アリーナ中央は4列まで(その後ろに審査員席)

サイドの花道(段差なし)から役者は登場。

 

 

個人的な話、武道館が1年5か月ぶりなので、九段下を降りた後のエスカレーターで当時の記憶が一気に蘇ってきました。

 

男性の方が結構いてびっくりした。あとで#演劇ドラフトグランプリ をインスタで調べてみると、俳優の芽が結構来てたらしい…!みんな頑張れ…‼︎開演45分前くらいから小雨が降り始めたりと天気はぐずついてたけど、気分は快晴。

 

 

ID Checkers

一番最初にこれ持ってきたの大正解。4つの作品の中で一番王道的、しかしながら屋敷さんの特徴的な韻を踏む心地いいリズム感が良かった。演劇における間の重要さがよくわかる。間を置かない、次から次へと台詞を重ねる行為によって焦燥感に駆られるというか、自然と作品に引き込まれる。

高校生活最後の夏を題材にした青春物語で、置かれた状況が少し似ていたこともあり、個人的にはめちゃくちゃ刺さりました。
最初まっきーさんは、楓馬の葛藤の感情かと思ってたけど、実は数か月後の楓馬という、時間軸が混ざっている作品でもある。

 

劇団「打」

 

大好きな西田作品、20分の間でどんなものを見せてくれるのかなーと思ってたところ、やはりテーマは「人の心」でした。分断された4つの世界が武器で一つになる。だけど人々は納得してくれない。なぜかーそれは私達が人間だからである。

 

冒頭で「手を挙げなさい」という観客を引き付けるシーン。これは無観客や配信だけでは出来上がらなかった作品だろうな。問いかけられることによって、自分はどうすれば良いのだろうかと観客はドキドキする。役者と西田さんの魅力が最大限に引き出されていた殺陣。照明も音響も美しくて、邦楽の使い方がここまで上手い人を私は西田さん以外に知らない。今回の日本語歌詞は抽象的だったけど、他作品を見てみるとかなりゴリゴリの日本語で歌われている曲も使われていたりする。率直に言ってしまえば洋楽と比べ興ざめしやすい邦楽のはずなのに、西田さんはその使い方が本当に上手い。


ただ、難しい内容ではあったのでもう一回観たかった。DisGOOnieの経験より西田作品は全体の話を知ることで新たに発見できることが多いから、正直この一回きりのみで全てを理解することは難しかった。後で配信で見返すことにします。でも、とりあえず色々連想させられたり考えさせられたりしたことは覚えてる。他者の視点から物語は進められる。


もう一つ。冒頭数分は仮面を付けたうえでの芝居だったのですが、俳優オタクの私的には誰が誰だか分からなかったのが反対に良かった。声で区別しようともみんな動くから追いきれないので、「演技」そのものを感じることが出来た。さらに驚いたのは流司くんと透也くん、詠斗くんと鯛ちゃんという対の関係性。透也くんのビジュが流司くんそのままで最初本当に流司くんかと思ってた。それぞれ背格好が似ているのでわかりやすい人物設定。

他チームのメンバーが挨拶をしているとき、皆して正面を向いてた「打」(しいて言うなら鯛ちゃんが少し顔向けてた)。

 

てか稽古期間4日ってやばくない…?皆様お忙しいからそんな時間は取れてないんだろうなーってのは思ってたけどまさか4日……

 

超MIX

 

予想通り、こちらのチームはパフォーマンスで攻めてくるスタイル(このメンツだったらそうなるよな)。もはやライブ。ダンス、アクロバットなど各エキスパートが集ってミックスされた演出は迫力満点でした。感情や情景を言葉というよりはパフォーマンスで表現していたので、こちらの想像も膨らむ。そういう意味では一番解釈が広い作品だったかもしれない。比較的言語に束縛されない。私は、異なる思考を持った各人がそれぞれひとつの国を形成しているように感じた。

良い意味で照明がうるさい。豪さんは蛍光色の照明をよく使用しているイメージがあったので今回は何を繰り出してくるかなと思ってたら、色は他チームとそこまで変わらないんだけど、花柄みたいな照明を回転させてたりと贅沢に舞台全体を使って照明を当ててた。和チックな衣装でとてもタイプだった。

 

劇団「ズッ友」

 

ぶっちゃけ最初にこの劇団名を聞いた時はネーミングセンスを疑いました(ごめんなさい勇歩くん)。でも昨日染ちゃんも言ってたように、ここまでダサいと気持ちいい。ちなみに一応現役JKですが、「私達ズッ友だよね!」なんて言葉を周りで聞いたことがありません。いつの時代だ…?

 

と印象はさておき、4劇団の中で唯一笑が巻き起こっていた作品だった(他作品が真面目なストーリーだったこともある)。冒頭から笑いをかましてたり(主に唐橋さん)、セリフに加えさすが役者さん、表情が細やかでとても面白かった。ズッ友のハイライトと言えば、大きな舞台上を走り回ってた唐橋さんと息子・準くん(他チームも年長組が走り回ってたけど…皆さんまだまだお若い)。忠敬の師匠・高橋至時が亡くなったかと思った数秒後に今度は息子・景保に変化してた染ちゃんが面白かった。そっくりなのは当たり前なのよメガネ外しただけなんだから(笑) 至時の「影」と景保の「景」をかけてたのも面白かったですね。

直接的に「伊能忠敬」とは出てこなかったけど、「佐原」や「推歩先生」など彼を象徴する言葉は何回か出てきたので、それで主人公が誰かわかる。日本史大好き人間なので、佐原と言われた瞬間に日本地図作成のストーリーであることを察し、燈くんの役柄(間宮林蔵)見事的中。

 

 

ちなみに、私はズッ友に投票しました。理由は①わかりやすい話②笑いあり感動ありと色んな感情に揺さぶられた からです。観劇前は1番はやっぱり西田さんかな~と思ってたけど、実際に見てみると20分という尺がカギを握ってることが判明。短い中でどれだけの要素が詰め込まれていたかと考えた結果こちらを選びました。でも、それぞれの作品にそれぞれの良さがあるから難しい。まっきーが言うように芸術は観る人によってとらえ方が違うから、優劣を決めるものではないと思うけど、今回に関しては私はこの作品を選びました。

 


審査員の方も本当に豪華で、松也さんにジャンプやマガジン、サンデー、ローチケ、ステージナタリーなど各方面の大御所さんに、上川隆也さん、そして国民的キャラクタークロミちゃん(ずっと手振ってた)。実はクロミちゃんの声初めて聞きました。フワちゃんみたい。審査員席が目の前だったのでたまーに様子を伺ってたり(演出家さんは北1階の後方にいたらしいです)。テーマソングがあることは帰宅後サイトで知りました(『DRAFT』)。そういうやダブルアンコで知った)

 

 

そして、今回ずっと隣にいた遼太郎くん楓ちゃんペアにハマりました。赤ちゃんみたい。この2人の周りだけ空気が違う。坊主に見えるように髪の毛切ったり、高校野球見たり川辺で練習しに行ったりと健気で真っ直ぐ。一人一人挨拶してる時(ラスト)は、毎回しっかり最後まで大きく手叩く遼太郎くんとパチパチゆっくり叩くマイペース楓ちゃん。超MIXの(挨拶の)ときは互いに向き合ってた遼太郎くんと楓ちゃん。本当に文字通りずっとぽわぽわしてた。最後に出演者が舞台上一周したときに、自分の席の前で進みすぎて戻ろうとする遼太郎くん→急に後ろ下がってきてびっくりしたのか遼太郎くんの腕をそっと支えた楓ちゃん。

 

 

【出演者の印象】

 

・まっきーさん

初見:ヒプステ?

2.5にハマってなかった頃、顕嵐の繋がりでヒプステは知ってたからその流れで知ってたのかもしれない(アクリ2021の時は既に存じ上げていたので)。自分の話が出る度に律儀に毎度立ってた偉い。

 

・遼太郎くん

初見:?

初見は記憶にない…でも、PSY・Sで燈くんが萩ちゃんと共演してて、「あれ?この界隈って赤澤2人いる?」って思ったことは覚えてる。エーステとか悪女とかで認知済み。多分今年入ってから本格的に知るようになったのかな。めちゃくちゃ純粋な印象はそのままだった。思ってたより肩幅がデカい。

 

・楓ちゃん

初見:27

タマさんが楓ちゃんって呼んでるので私もそう呼んでる(呼び捨てだとセクゾの方を連想してしまうので)。ユニフォーム姿が細すぎて心配。腕をそっと支えるところ、膝閉じてる(でも外股なところがまた良い)ところから優しさや育ちの良さが滲み出てる。腕すべすべ、手の形は綺麗(首筋も綺麗に出てる)…良すぎる………

 

・輝山立くん

初見:演劇ドラフトグランプリ

ドラフト会議で初めまして。ノブがGFAに所属することが決まってそこのサイトを見たときに彼がいたことにびっくりした。

 

・萩野さん

初見:デカダン

座ってる時めちゃくちゃ脚を広げて大胆に話を聞いてた萩野さん。賢志さんとセットのイメージが強い(イケおじ)。絶賛公演中のリトファンでは役どころが悪役なのでちょっと怖かったけど、いつもの崇さんを観れて安心した(呼び方は流動的)。マザランの開幕直前SPの崇さんが本当にかっこいいので見てほしい。投票結果発表で登壇したときに階段近くで手を振りあう萩野さんと西田さん。

 

・流司くん

初見:ネプリーグ(2021年10月)

一応R&Jで見ていたはずなのですが、当時は7ORDERしか興味なかったのでしっかり認識したのは2.5ハマってから。顔と声の低さのギャップにやられました。目の彫りがめちゃくちゃ深くて羨ましい限り。ワードセンスが面白い。ストレート金髪の流司くんは鳥ちゃんみたいでした。

 

・詠斗くん

初見:アクリ2021

昨年のアクターズリーグで初めて見て、弘樹と似た雰囲気の可愛い子いるなーって思っていたら、私の級友にオオカミ見て彼のこと好きと言っている友人がいてびっくり。それを知って以来、無意識に彼を意識するようになりました。初めてお芝居を観たのはサクセス荘2。とりあえず可愛かった。

 

・鯛ちゃん

初見:まーしーのブログ

まーしーのアメブロで頻繁に「鯛ちゃんが~」って出てくるので自然と認識してた。鯛造って素敵な名前。頭に残る。初めて見た芝居はマザラン→その数日後に虚伝(劇場版)

 

・透也くん

初見:演劇ドラフトグランプリ

若い。歳ほとんど変わらない。ハ二レモ出てたらしくてびっくりです。この世界って狭いな本当に。芸能一家だそうで、家系が立派だった。

 

・トモさん

初見:演劇ドラフトグランプリ

ドラフト会議で唐橋さんやテラさんとはしゃいでるのを見て気になって、サムネだけ観たことあったあそびばに飛ぶ。めちゃくちゃかっこいい。お子さんも可愛い。

 

・洸

初見:ヒプステ

ヒプステやタンブリングなど、7ORDERとの絡みが非常に多い。顕嵐とは大の仲良し。天てれ好きの友人に彼のこと話したらやはり知ってました。ようかいたいそう歌ってるドリファイのメンバーだと知った時は本当にびっくりですよ。

 

・礼生くん

(割愛:アクステの時に書いた)

 

・侑くん

初見:ラジパ

細すぎて折れそうだった。今回の演技がアクステの殺人鬼(礼生くん)とそっくりだった。大好きな美勇人主演の舞台『RADICAL PARTY』に出てて、さらにどこかの経緯でなごジュだったことも知り、今や7ORDERはグループ絡みで大変お世話になってる。先月の337はありがとうございました、とても楽しかったです。グループのYouTubeにも遊びに来て下さりありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 

・大くん

初見:ヒプステ5

あそびばのサムネかなんかで名前自体は見たことあったような気もするけど、はっきり認識したのは昨年ヒプステ5が解禁されたとき。今日始めて生で見て思ったことは……めちゃくちゃ顔が小さい!!!細いうえに脚長いから身長高く見える。さらに顔が小さければもうスタイル抜群ですよ。個人的には地元が近いので勝手に親近感感じてる。

 

・テラさん

初見:サクセス荘1

しゅんりーさんとの絡みが本当に面白かった。特に、サクセス荘1の即興演劇フェスティバルはまじで爆笑した、なんなら今でもたまに見ては元気もらってる。ドラフト会議のときの「共演者にいたら嬉しいランキング」が面白かった。先月のアクリ2022 in game では顕嵐と交流ができたようで良かった。

 

・染ちゃん

初見:リアフェ1

顔の彫りの深さや声に見事にハマり昨年から応援してる。YouTubeを見てよくわかる通り、本当に良い方。優しさがにじみ溢れてる。

 

・燈くん

初見:PSY・S

かつては遼太郎くんとの区別がつかなかった。陳さんとつるんでるイメージ。

 

・野口準くん

初見:タンブリング

ながつが出演したタンブリングに、本来であれば立つ予定だったという経緯で知ってます。エーステ打ち上げ会では皆さんに可愛がられてた印象が。

 

・勇歩くん

初見:アクリ2021

お名前自体は昨年のアクリ(アクリの力恐るべし)で知ってたけど、芝居を観たのはつい最近のプレステ2。これ見てかっこいいなと思い落ちる。今回の収穫ですね、また新しい人材を見つけてしまった…頌利くんや納屋くんが所属するPatchのメンバーなので面白いことは間違いなし。

 

・唐橋さん

(割愛:こちらもアクステの時に書いたハズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台「Little Fandango」初日

 

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舞台『Little Fandango』初日おめでとうございます。

 

レポは東京楽を見終わってから書くとして、今回はとりあえず初見で思ったことを。

 

役名がHPに記載されてなくて、弾丸で入ることにしたこともあって予習ゼロで挑みました。横文字苦手なので人の名前がなかなか覚えられなかったけどなんとかついていけた。でもやっぱり話を理解するには2回以上観に行くことをお勧めします。特に西田さんの作品は全体を知ることで、ひとつひとつの場面を理解できる場合が多いので。

 

事前のアナウンスでは、公演時間約3時間弱となっていましたが、今回も余裕で3時間超えてました。だいたい3時間20分ちょっとです。さすがです。基本的にDisGOOnieはアドリブめちゃくちゃぶちかましてくるんで(尺延ばすのは毎回洋二郎さん崇さんあたり)、3~4時間は覚悟しておくべきです。ここまで来るともはやネタ。毎回公演時間破りなDisGOOnie。

 

18:00 1幕

19:25 15分休憩

19:45 2幕

21:22 終演

 

 

開演時は崇さんのアナウンス→毎度お馴染み、グーニーズの曲が流れる。この曲が4分くらいあるので結構長い。イントロ聞くと「ああ‼乗船したんだな!」って実感湧いてくる。

 

演劇を研究するようになってから、改めてDisGOOnieに惹かれる。西田さんの演出はとても華やかで美しくて、一口に華やかと言っても豪さんみたいに最新技術使ってカチカチな演出もあったりするけど、西田さんは色の組み合わせ方や光の出し方、当て方、音響が素敵。赤と青で血を表していたり、炎の演出はリアルだった。めちゃくちゃ眩しい光を客席に一回当ててからキャストさんに当てたり。暗転しているときは音楽で繋ぐ。

戯曲も、何かに抗っている「人」の心情の変化を細かく描いており、心を揺さぶられる。西田さんの作品にはよく「愛」とか「言葉」とか「死」といったワードが頻出する。生死不定とか、言葉の重さとか。今回の、「言葉は人を殺す」ってセリフがとても刺さったな。言わなければ平和でいられることを、誰かが口にすることによって戦争が起きて誰かが亡くなる。大切な人を失うシーンはとても悲しいけど、その儚さ込みで西田作品と言うこともできる。

 

前回の明治座と比べると小規模なので大道具の移動は両端のドアのみ。マザランのときはあらゆるセット動かして壮大だったけど、今回は今回で色んな想像が膨らみます。特に長い暗転のときとかは「次は何が起きるんだろう」って楽しみで仕方ない。

 

手指消毒の結果、陰性だったおかげで客降りあり!日常の演劇が戻りつつあることを実感した。近々だとエーステが客降りあったけど、間近で役者さんの演技を観れるのはやはり迫力があるし劇場の醍醐味でもある。去年のキルミーアゲインのときも一応さなぴーが通路脇のドアから登場して前方の席を通ってはいたけど、そのときはセリフなかったからね。やっぱり客降りがあるのは嬉しいな。H列前の通路には洋二郎さんと大地くん。後ろのドアからも役者さん出てきます。どの席でも楽しめますよ。ながつはは上手2階バルコニーに登場。

 

洋二郎「手指消毒のおかげでねー!!陰性でしたぁー!!拍手ーー!」
一同拍手。

 

あまりネタバレはしませんが、2幕は初っ端から展開が衝撃すぎる。校條くんマジで???

萩ちゃんがこれ以上人が殺されないようにと1人で行こうとすると仲間内で揉め事が起きるところも、人間らしさというか、団体でいる限りみんながみんな同じ意見ってことはなくて。いくつかの考え方があるから問題は起きるけど、ぶつかる姿がとても現実味を帯びている。「仲間のため」と言われてどうすればいいんだとタバコ吸いながらキツそうな表情をする瀬戸くん(眉めちゃくちゃ寄せて目瞑って拳握りしめて)。瀬戸くんの演技が繊細でとても良かった。そういや大地くん、洋二郎さんにゴムパッチンやらされてたな。よく耐えてたな(笑)

 

そして何といっても銃さばき。ながつが圧倒的に上手でしょっちゅうくるくる回してた。6人くらいで回すシーン、何人か失敗してる方もみかけたけど、私が見た限りながつはノーミス。さすが。

 

 

【今日の印象】

 

・萩谷

不器用だから敬語使えずに「(お酒)呑めない」って言ったり、ボソッと「…んない」『なに?』「…んない…」『なに??』「呑めない!」

 

吉川さんに日記取られるかと思って避けたらまさかキスされ、動揺が目に表れる

 

 

・長妻

みり愛ちゃん(男の子)に帽子被せるのたまらん身長差。

 

あたりまえ体操 替え歌ver.
「どんだけ優勝しても〜油断しない!」

 

長妻「エロいこと考えてたんだよ!」
みり愛ちゃん(男の子)と話してる時ずっとニヤニヤして手で何かを形どったり(変態)。

 

みり愛ちゃん(男の子)と「ジャンガジャンガジャンガジャーン!」(ながつ前 女の子後ろ)

 

?「なんで〇〇したんだよ!?」
長妻「リハーサルと違うことしたからだよ!!!」

 

 

・その他

萩野「どうせピッ(電子機器の音)になるんだよ」
洋二郎「そんなことするから長くなるんだよ!」(そっぽ向いて叫ぶ)

正論すぎる洋二郎さん。

 

 

洋二郎さんの声がよく通る。声聞いただけでわかる。特に大きな声は綺麗。

 

今回も美しく強い女性陣。その中でも特に吉川さんはたくましくて最高でした。アクステの医者とは印象が全然違う。

 

西田さんの手にかかれば何でも美しくなる。

 


男性の方も意外といた。みり愛ちゃんとか吉川さんのファンの方なのかなぁ…

 

初日だったので、客席は硬い印象。笑うシーンや手拍子のタイミングが遅め。互いに緊張しているという空間も初日ならではだよね。これが楽までにどうなってるかが楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平塚翔馬のグループ脱退

 

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5月31日付けでひらつが少年忍者脱退。

本人からも島TVで報告がありました。

 

月が変わると毎回島TVを確認するのはJrのオタクの習性。

5月でいうと、流出があった姫野くんが29日付けで退所するという異例なケースもありましたが…

 

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22人という大世帯なので常に「解散」は囁かれていました。

最近はずっと「平塚退所」って噂が立っていた。

 

退所こそは免れたものの、無所となった今はいつそうなってもおかしくはない状況。

 

流出があったからからなのか、22歳定年制を意識したのか、メンバーに迷惑をかけないためなのか理由はわからない。

 

ただ、思い出すのは彼がメンバーに囲まれて笑っている姿と、25人程いた頃の忍者である。

 

Snow Manの後継としてYouTubeを持ち、若さと人数を生かしたバラエティー・パフォーマンス。

色々あったけど、最終的には5(ヴァサ・皇輝・拓実・織山・黒田)8(内村・元木・深田・安嶋・檜山・平塚・青木・豊田)9(久保・将聖・海琉・山井・瀧・悠仁・稲葉・長瀬)に落ち着いてこの数年駆け抜けてきた。

初めてのオリ曲太陽の笑顔は忍者の鏡だし、Shining Starは彼らにしかできない。

 

個性が輝く少年忍者の、傾く音がする。

 

単独公演もしてきた。

 

テレビに舞台にラジオに、ソロで戦ってグループに還元する人もいた。

 

 

永遠なんてない。

いつかは変わらねばならない。

 

ましてや22歳定年制が制定された今、Jrの未来など安定したものではない。

 

でも、無所になったことによって自分の意思が通りやすくなったことは確かである。

いつ辞めてもおかしくない。

 

これからメンバーと気まずくならないかなぁとか考えることも色々ある。

 

毎日少しずつ何かが変わってる。

 

いつ何があるか本当に分からない。

いつも通り”明日”が来るのが当たり前じゃない。

 

 

全て

生きてるから出来ること

生きてさえいれば

必ずまた会える

 

 

ひらつに素敵な未来が待っていることを願って。

 

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舞台「無人島に生きる十六人」

 

本日20時より、島ステの最速振り返り上映がニコ生にて放送されていました。

 

島ステ。

小説『無人島に生きる十六人』の舞台化。

 

キャストさんが発表されたときに、いなぴの名前があって同姓同名か疑ったけど本人だったり、他にも累生くんやいくみんが出演されるということで、最後の最後まで劇場に赴くか迷いました。本当はとても行きたかったんだけど、なんせ学生で財布が空っぽ…………しっかり日ごろから貯めておきなさいよとは思ってはいるのですが、行きたいライブや舞台がしょっちゅうできるのですぐに使ってしまうのが現状。早くバイトしたい。行けない代わりに毎晩YouTubeで公開されたダイジェスト映像や稽古映像を見ていたので、挿入歌は完全に頭に入っている状態でした。

 

と私情はここまでにして、今から島ステを見て感じたこと、考えたことを書き留めていきます。基本的にレポは劇場で直接見たものしか書かないけど、今回の島ステはやっぱり良かったので書くことにしました。至らない所もあるかと思いますが、ご了承下さい。

 

これは、過酷な状況に置かれながらも夢や希望を持ちづける16人の船乗りの物語。

 

 

国後と範多。一見正反対に見えるけど、実は似たような者同士なのかもしれないー

 

真っ直ぐな最年少の乗組員・国後。

範多から嫌味を言われると真っ直ぐ受け止めてしょげたり、どんな言葉をかけられようとも相手を傷つけることは言わない。役立たずだと言われ、自分にできることを懸命にこなす姿。本当に純粋で心が綺麗な少年である。

ただ、彼の悪いところは「仲間のためになら死んでも良い」と自分の命を軽んずるところである。両親を幼い頃に亡くした影響で「自分を大切にする人はいないから」と思い込み、死を恐れていないことが自分の長所だとまで言っている。もはやここまで来ると、親がいないという強いコンプレックスを抱いていると思うのだが、その気持ちを隠して自分にも周りにも嘘をついている。小川や船長がそれは違うって言うんだけど、本人はわかってない。幼馴染の気持ち、もっとしっかり受け止めてやってほしい。

 

一方、末っ子気質で可愛がられる国後に劣等感を募らせる範多。みんなが見張り台を作っているなか網や遮光ネット(的なもの)を作ったり、ウミガメの牧場を作って食糧を確保する国後に対して「役立たずが」「お子様は黙ってろ」とか刺々しい言葉を投げているし、しまいには牧場を破壊して乗組員を餓死寸前まで追いやる。国後が毎晩アザラシにビスケットをやっていることをばらして船長に彼を戒めるよう請ったりしているけど、自分が牧場を壊した事実は棚に上げて何もなかったかのようにしている。

 

本当にひどい奴だ。協力しなくてはいけない状況下で和を乱す出来事ばかり起こすだなんて。でも、彼の気持ちも理解できるから安易に責めることができない。思うに、彼は自分の出自にコンプレックスを抱き、自分には持っていない愛嬌や素直さを持っている国後にずっと嫉妬している。お前とは違って大きな夢があると自分を上げて国後を見下す。劣等感とコンプレックスで常に尖っている範多だけど、可愛いところもある。「たかが見張り台作っただけで!」ってツンツンしてたら、「登りたくないのか?」って聞かれて即答で「登りたい」と答えたり(ずっこける一同)。しまいには2回登ってる。

 

平和主義者な国後と素直すぎるあまり自分の気持ちをすぐ出してしまう範多、一見正反対な人物に見えるけど、それぞれ抱えているものがあるという点で国後と範多は似た者同士なのかもしれない。

 

このたまに出る素直な感じがとても10代らしいと思った。真っ直ぐな目と心で仲間にぶつかり合ったり、周りを見れず自分の意思だけで先走ってしまったり、自分の気持ちをオブラートに包むことが出来ずそのまま口に出してしまったり。

 

仲間割れが起きそうになったら止めに入るという中間的なポジションで、若い連中を一歩引いたところで常に見ていた船長・水夫たち(大人組)。しかし大人だから何でもわかっているなどということはなく、若者がいないところで自分はどうすればいいのかと常に試行錯誤し、何かあれば自分のせいだと年下の人たちにも頭を下げられる謙虚さ。素晴らしい先輩のもとで国後らは過ごしていたんだなぁとしみじみ。

どんな状況でも歌を歌え、と小笠原のじいさん。範多に「ふざけてるのか⁉」と責められて「大真面目だ!」といい歌い続ける。そしてそれは奇跡を呼ぶ。「じいさんが言うことは本当なのかもな」ってボソリと呟く範多。

 

それぞれ行き違いがあったり揉め事が起きたりしたけど、無人島で生き延びた経験は本当に大きいと思う。一日二日程度なら我慢できるかもしれないが、先の見えない期間出身地も年齢も異なる仲間と共に過ごす大変さ、いつ帰れるかわからない、何が起きるかわからないという不安に打ち勝つこと。無人島で生き延びたこともすごいけど、過酷な状況下…いや、過酷な状況だからこそ仲間と協力し合ったこと。これが宝物なのだ。

 

 

1幕から涙腺がちょくちょく崩壊してた中で、一番リアルだと感じたのは帰りたい気持ちを歌っていたシーン。みんな「無人島での生活頑張ろう!オーーーッ!!」みたいな感じだったけど、実際はやっぱり本土が恋しくて10代の連中は素直にその気持ちを吐露している。それぞれやりたいことがあるという夢は同じなんだけど、それを叶えるためのプロセス・考え方が異なるから衝突も起きる。3日間飲まず食わずならもっと大きな衝突が起きた可能性も考えられたけど、あの程度で済んだのは船長の力かなと思う。船長が絶対とされてはいるけど、船長自体はとても寛容な人で、一人ひとりの意見を尊重し、よっぽどのことでない限り好きなようにやらせてくれる。

 

 

人間の残酷さを感じた。同時に、仲間の素晴らしいさも。

 

範多が読んだことのある本によると人間は極限になると共食いをするらしい。かつてこの島にたどり着いたと思われる者の頭蓋骨には傷跡がたくさんあったーつまり自滅したということ。人間は極限まで追い込まれると何をするのかわからない。だから仲間と協力する。仲間割れを起こしてしまったら取り返しのつかないことになるから。

 

私自身は何か事態が発生したら自分で解決するタイプである。人に頼るのはなんだか申し訳ないし、頼む暇あったら自分でやった方が早いやと感じてしまう。でも、周りを頼ってみるのもいいなぁって思えた。

 

しかし、全部が全部生き延びることを目指すだけのシーンではなく、抜け感のあるシーンもちょくちょく織り交ぜてたのがとても良かった。

 

例えば、人間は極限になると共食いをするという流れで、唯一お尻の肉は美味しいらしいと範多が発言したとき。相棒の父島のお尻を見て「まずそう」って言ったり、飢えのあまり四つん這いになっていた浅野のお尻を見て「美味しそうだ」といいかぶりつこうとしたり。しかし、浅野はこの話を知らないので、急に範多にお尻を揉まれ「そういうのはやめて!気持ちは嬉しいけどそれには答えられない!」。

アドリブも多い。印象に残っているのは見張り台のシーン(先程記述)と国後小川がウミガメの牧場を作るシーン。「ウミガメの気持ちになって棒を立てて」とムチャブリされ、床に這いつくばりながら歩く範多(これ見て笑いが止まらない圭登くん)。「ここにお店を建てる!」「(小川)無人島だから人来ないよ…?」「僕とアザラシくんで作るの!」なんて意味深長なことを言ったり、しまいには「テーマソングもあるの!」なんて言ってマンボーみたいな曲(原曲知らない)歌ったので、配信でピー音が入る。

 

 

やっぱり面白かった。

総括。めちゃくちゃ典型的な演劇作品って感じがして面白かった。結局観劇できなかったというモヤモヤした気持ちがずっと残ってたのでようやく成仏(良くも悪くも印象に残る作品って、心残りがあったり気持ち良い結末を迎えられなかったりするものなんですよね。私の場合私情で1幕しか見れなった作品とかずっと頭の中に残っているし、この島ステも心のどこかで引っ掛かっていた節があるので)。ストレートのわりには歌をかなり織り込んでるけど、キャッチーで良い。特に「一つ!島で手に入るもので暮らしてく〜」の局は初めて聞いたとき以来未だに口ずさんでる。1幕最初と最後あの歌で締めるの最高。

終わり方がとても気持ちよくて、日本に帰還した後この16人はどうなるのかなぁ…数ヶ月間共にした仲間とは離れ離れになるのかなぁ…と想像力を掻き立てられた(考えると涙出てくる)。

 

 

~出演者の印象~

 

・圭登くん

初見:ワーステ

印象:記憶の限り、ワーステで名前拝見したときには「聞いたことある!」って感じだった気がする。櫻井圭登って漢字的にめちゃくちゃ強そうでごついイメージあるけど(ド偏見)、実際は華奢で小柄な好青年。ACTORS LEAGEの後夜祭で自虐ネタ(「ボク何もしてないんです!」)見て以来ハマりつつある。あのルックスでしっかり170あるのは罪。でも、1幕終盤の方で上裸になったときあまりにも細すぎて薄っぺらくて心配になってしまった。今にでも折れちゃいそう…ちゃんと食べてね。

 

・校條くん

初見:島ステ

印象:萩ちゃんながつ主演のリトファンが4月1日に解禁されたとき、上の方にお名前あって「聞いたことあるな…島ステだっけ?」。漢字読めなくて「まいきょ けんたろう」かと思ってました。リトファンが稽古入ってからはツイッターもフォローし始めました。猫好きなんですね…猫好きな俳優さん多くない(雅成氏、蒼木陣くんetc)!?お恥ずかしい限りなのですが、校條くん、国後の相方・小川の方だと思ってましたすみません。はっきりしたお顔立ちで好き。

 

・松田岳くん

初見:島ステ

印象:お名前は何回か聞いたことあるなー程度だったのですが、今回初めて見てみて好青年だなーって印象を持ちました。

 

・いくみん

初見:ACTOR LEAGUE

印象:アクリで顕嵐と同じチームで存在を知り、その後2.5ハマって見始めたあそびばで「あのアクターズリーグ出てた子じゃん!」と繋がる。役者・井阪郁巳以前に面白い素の井阪郁巳を知っていたため、お芝居している姿は新鮮でした。以前インスタライブで嶺亜や那須くんのお名前出してくれたときは嬉しかったなぁ…こうやって界隈超えた繋がり萌えるタイプなんです、実は。

 

・累生くん

初見:文スト映画

印象:お名前自体は斬月やR&Jで存じ上げていたり、ハイチル解散時のインライでも見ていたはずなんだけど、しっかり認識したのは文ストの映画。累生くん演じる太宰本当にかっこよかった。声が良い。織田作への気持ち考えると切なかったけど。累生くんも上裸のときほっっっそくて折れそうだった。心配だから筋肉つけてほしい。

 

・小坂涼太郎さん

初見:島ステ

印象:たびくらげ探偵日記に出演されてた坂口涼太郎さんとごちゃごちゃになる。186ってでか。でも、慈伝で観たことあるらしい。

 

佐伯亮くん

初見:島ステ

印象:陣くんや巧麻くんと同じSUN PLUSの子だよねーって認識はありましたが、しっかり拝見したのはこの島ステ。

 

・前田隆太朗くん

初見:島ステ

印象:お名前は多数聞いたことあります。

 

・稲葉光

初見:記憶になし(しっかり認知したのは2018年くらい?)

印象:お帰りなさいいなぴーーーー!!素敵でした!ジャニーズ退所してから初めて彼のお芝居を見てたけど良かった!!お顔が綺麗なのはもちろんのこと、イチ役者として良かった。セリフも思ってたより結構あって嬉しかったな。

 

中村誠治郎さん

初見:島ステ

印象:頼れる船長。お名前は以前から聞いたことある。

 

燦参七拍子

 

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祭りに参加してきました。

 

とりあえずめちゃくちゃ楽しかった。

 

そして今日も雨。

11時頃土砂降り、昼公演時に止んだかなーと感じるも、終演後はまた降り始める。とんだ災難。

 

周年イベントということなので、歌・ダンス中心というよりは、トークや企画も多かったのが印象。

浴衣やハッピを着ている人もいれば、Love-tune時代のTシャツを着ている人、カップルも結構いた。はじめての親子席導入、1階の最前列に子どもたちがズラーと並んでて、年代層はかなり広め。ちなみにペンラはピンク紫青系が多くて、その次くらいに黄色緑(発色良い組)。

 

始まる前に流れているBGMに合わせてパチパチカスタネットを叩くオタクたち。『夏祭り』の時に関しては太鼓の達人レベルで叩いてて一体感がより増す(買っとけば良かったかな。安井くん曰く、取っ手の部分は緩み始めるんじゃなくて、「手に馴染み始める」)。

 

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席はこんな感じ。私は今回C3だったので、センステに来たときはめちゃくちゃ近かったです(萩ちゃんのコックピットがよく見えた)。

 

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1、2階席入口のところにはビッグ小田ちゃんが降臨してました。神々しい。

 

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外のフォトスポット。

等身大って聞いてたから、背比べできるかな〜♪とか思ってたらポーズ決めてた。ちなみに、今回の森田さんのアクスタ、普通のケースには収まりきりません。そろそろまともなポージングして(切実)

 

今日のハイライト

① 美勇人の胸元(様様の途中にハッピを剥ぐ)

   開幕!

    張

 

② 萩ちゃんのコックピットを間近で見た。目元も堀深いうえに羨ましすぎる。

 

③ 萩ちゃんが安井くんをおんぶ…かと思ったら降ろした際に謙太郎の謙太郎が大ダメージ。しまいには自分のが大きいとか言い始める。

 

④ メンバーより一足先にステージに登場した小田ちゃん(サイズ感)。DJしたり拗ねたりダンスしたりとりあえず忙しい。自分が全然目立てないと言ってぷんすか怒り、間違った解釈されて美勇人叩いたり(パパ長妻さんとはハグ。もはや小田ちゃんの通訳は彼にしかできないのでは)、MONSTERでゴリゴリに踊ったり(キレキレすぎてメンバーより小田ちゃんに見入ったくらい)。中身は福澤の侑くんだと勝手に認識してる。

 

居たしね!

 

MCの際にマネさんが出てきて写真撮ったり。「みんなも映ってね!」の安井くんの一言でオタクも一緒に(イベントっぽい)。「(オタクの顔は)隠す⁉︎隠さない⁉︎」とキャッキャ騒ぐメンバー、ギャルな美勇人。

 

 

あと意外だったのが、衣装のアンケート。

毎公演2択で提示された衣装をオタクが決めることができるんだけど、今回はWAOの黒衣装or武者の衣装。個人的にはお祭りだし記事の薄い武者の方が良いかな~なんて思ったけど、結果はWAOになった。

状況も状況だったし、一年半前ということもあってこの時の衣装は希少価値が高い、らしい。一年半前かぁそんな最近だっけ、、あっという間だなぁと思いながらも、この一年半で新規さんがたくさん増えたのかなと考えてしみじみ。

 

そしていつかはUNORDERの赤衣装やGIRLのあの可愛い衣装を生で見てみたい。ナカサチさんの衣装本当に素敵。

 

曲だと、sabaoflower(シャボンフラワーと読みます)のバンドアレンジがめちゃくちゃ好きだった。今回の曲はかなりアレンジされてて冒頭のイントロだけだと次何来るかわからないものが多かったんだけど、シャボンに関してはNO WAY OUT(SHARK2参照)かと思ったもんね。

 

ラストを飾ったのは雨はじ。いいねこの曲シメに合う。しんみりした雰囲気を一変させみんなで一体感出して盛り上がれるナンバー。サビの「オーオーオーオーオーオーオーオー」は客席が明るくなったりしてC&R求められるし(両手挙げてノるだけ)超楽しい。

 

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演劇を考える

今回取り上げるのは、鴻上尚史さんの『演劇入門ー生きることは演じることー』(集英社新書)。

 

書店の新書コーナーをふらふらしてたら鴻上さんのお名前が目に入り、「鴻上さん!?梅ちゃんの虚構の劇団の!!」ってノリで気が付けば即決。

 

本の学びを深めるために大事なのは、正解はなんだろうか、でなく、自分はどう読むのか。そして、ひとはどう読むだろうかと、ほかの解釈に関心を持ち、それを突き合わせること。こういう試行錯誤の繰り返しが、本の学びを深めることなのです。(橋爪大三郎筆『人間にとって教養とはなにか』SB新書)

 

あくまでイチ高校生としての考え方ですが、橋爪さんがおっしゃるように、自分の解釈・意見ってしっかり持っておくべきだなと思いこの記事を執筆致しました。

 

 

【本の要約】

Ⅰ 演劇の特徴

①リアリティの幅が広い=観客がリアルだと感じるための条件が緩い(小説>マンガ・アニメ>演劇>映像)

②演劇はセリフの決まったアドリブ…セリフは決まってるけど、言い方はその瞬間の相手次第

=考えることと感じることを両立させる…セリフを言うときには相手の言葉や空気などを感じねばならない

 

Ⅱ 観客が熱しやすい理由

①迫力がある…役者と観客が同じ空間にいる

②たった1回ここでしか体験できないという感覚

③チケットが高い

④勝手に止められない

 

Ⅲ 演劇で想像力が養われる理由

①情報量は圧倒的(視覚的なものなど)but伝える意味は曖昧…曖昧(充分な説明がない)だからこそ感情移入しやすい

②観客が視点を選ぶことができる=観客が主体的に参加する

③他人の視点で人生を見る経験をする→他人の気持ちを想像できる力が養われる

 

Ⅳ 演劇が求められる理由

①私たちが演劇的な構造に生きているから…私たちは日常の仲で見る人(=観客)を想像して振舞う

②観客と出会える…失われた共同体を埋められることもあれば、疎外感を感じることもある→観客が観客と出会うことは衝撃的

③心を動かせる…日常生活で心を動かすのは危険で負担が大きすぎるため、「心が動いたフリをする」

④「現実の人間関係で苦しむのは嫌だけど、虚構の関係の仲で人間関係を堪能したい」と考える人たちのために

 

【評論】

Ⅰ演劇の特徴

①リアリティの幅と2.5次元

リアリティの幅が広いというのは考えたことがなかった。言われてみれば、マンガやアニメ、ゲームが原作の作品は近年2.5次元舞台としてよく耳にすることが多い(本書には、2.5次元作品が潮流となっているのはマンガ・アニメと演劇のリアリティの幅が近いからだと記載されている)。

 

ぴあ総研の調査結果によると、一番最近の2018年で上演作品数は197本、総動員数は約280万人、市場規模は226億円となっている。基本的にどの項目においても伸び率は増加傾向にあり、今後2.5次元作品はさらに増えていくと考えられる。

 

【ぴあ総研】2.5次元ミュージカル市場 2000_2018年推移 (pia.jp)

前年比45%増。成長を続ける2.5次元ミュージカル市場/ぴあ総研が調査結果を公表|ぴあ株式会社 (pia.jp)

 

そもそも「2.5次元ミュージカル」とは何なのか。「日本の2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称」(一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会オフシャルサイト)として定義すると、一番始めに2次元作品を舞台化されたのは1966年『サザエさん』だとされている。その後、『ベルサイユのばら』(1974年 宝塚劇団作品)や1990年代に『美少女戦士セーラームーン』などが上演されるが、一般的に2.5次元ミュージカルの先駆けと言われているのは2003年初演の『ミュージカル テニスの王子様』(通称テニミュ)と言われている。「2.5次元ミュージカル」という言葉が使用され始めた時期は曖昧だが、「2.5次元」という言葉自体は2003年に製造業で「2.5次元加工」、2007年にGoogleマップが「2.5次元地図」と呼ばれるなど2000年代には既に使用されていることがわかる。また、一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会が2014年に設立されていることから、2014年までには「2.5次元ミュージカル」という言葉は普及しており、2003年頃~2014年の間に「2.5次元」という言葉が2次元作品原作の舞台と結び付いたということが考えられる。

他にも、単純に「2次元作品を3次元の役者が演じている」という理由で間を取り「2.5次元ミュージカル」とファンの方々が呼び始めたという説も考えられるなど、「2.5次元ミュージカル」の言葉の由来には諸説ある。「2.5次元ミュージカル」という言葉だけでもその謎は深い。

 

しかし、私は疑問に思うことがある。2.5次元ミュージカルとは、2次元作品が原作であれば全てそう呼ぶのであろうか。例えば、『弱虫ペダル』は舞台作品として定番である(通称ペダミュ)が、2019年原作が実写映画化(主演:永瀬廉)された際に「2.5次元」と呼ばれることはなかった。舞台俳優が原作物を舞台化すれば「2.5次元」と言われるが、ジャニーズや映像作品をメインに活動する俳優が原作物を実写化するときには「2.5次元」とは言われないのである。

また、先月上演されていた舞台『無人島に生きる十六人』(通称島ステ)は単行本を原作とした作品だったが、これが2.5次元ミュージカルかと問われてみればそうは感じない。2.5次元ミュージカルの範囲を「音楽・歌を伴わない作品であっても、2.5次元ミュージカルとして扱う」(2.5次元ミュージカル協会オフィシャルサイト)と定義すると(島ステは歌も多く含まれているが、あくまで“舞台”である)、この作品は2.5次元ミュージカルに含まれるが、自身がそうと感じないのは、登場人物の姿やストーリーが日常的な人間とさほど変わらないからではないだろうか。協会は2次元が原作であれば2.5次元ミュージカルであると定義しているが、実際のところは、ウィッグやカラコンをしていたり、一般的な人間とはかけ離れた見た目や境遇を持つものが2.5次元ミュージカルだと捉える基準となりつつある。 

 

ここまで2.5次元ミュージカルについて語源を考えたり疑問点を挙げたりしたわけだが、日本は2.5次元ミュージカルをもっと推していくべきだ。欧米を舞台とした演劇作品が数多く上演されていることは、他国の文化を知るという点でも様々な作品に触れるという点でも非常に大切である。しかし、日本の文化を海外に発信していくとなれば、日本独自の作品が求められる。そこで、日本が誇る漫画やアニメを舞台化することで他の国にはない独自の作品を作ることができる。日本の2次元作品を舞台化するなら、他国でもできなくはないが、脚本家・演出家・原作者とのネットワークなどを考慮するとやはり最も上演しやすいのは日本なのである。

日本史をテーマにした作品も良い。日本の歴史は他国と比べて特徴的であり、世界的に見てもマニアは多い。それらを発信することは日本への興味を一層深めることにも繋がる(ご存知の通り日本は少子高齢化に直面している。在留外国人の数は年々増加しているが、それでも人口減少のスピードには追い付かない。これを食い止めるためにも外国人を呼びこんだり日本の価値を知ってもらうことは大切なのである)。

 

個人的には、舞台『刀剣乱舞 外伝 此の夜らの小田原』が2.5次元ミュージカルの要素に歴史的要素を組み合わせた作品として非常に日本らしさを含んだ作品だったように思う。刀剣乱舞自体が歴史的な話ではあるが、この公演は小田原城で上演されており、より日本の「和」の文化を感じることができたのではないだろうか。

 

②演劇はセリフの決まったアドリブ

「演劇はセリフの決まったアドリブ」という言葉がずっと頭から離れない。同じ作品を何回も観に行く人がいるのは、公演ごとに受け取るものが違うからだと思う(他にも理由は様々だが)。映像作品ではないので、全く同じ公演は存在しないわけだし、テンポや間、表情なども微妙に違うわけだし、仮にほぼ同じ公演があったとしても着眼点を変えれば新しい発見を得ることもできる。私の場合はどちらかと言うと、同じ作品を何回も見るより違う作品にたくさん触れたいタイプだが、同じ作品を何回も見ることによって物語が繋がった経験や見落としていた表情に気付くこともできた。

 

Ⅱ観客が熱しやすい理由

これこそ情報化社会においても演劇が続けられる理由である。演劇というのはわざわざ劇場にまで足を運ばなくてはいけないし、時間にも拘束されるし非常に不便で不自由な媒体だ。しかし、「より多くの人へ、より早く、より正確に」が求められる今日は目まぐるしく、すぐ疲れてしまう。たまにはアナログが恋しくなるのではないだろうか…これが私の見解である。

近年では上演に伴い配信が導入されているケースも多い。コロナを懸念する人や家事、仕事などの事情で劇場に行く余裕がない人、金銭的余裕がなくて何度も劇場に足を運べない人などにとって、配信は有難い救済手段である。劇場に行く不便性を取り除き、いつでもどこでも見ることができる、映像作品のように止めることだってできる、そのうえチケット代も安い。一見利点が多いように思われる配信だが、それでもなお演劇が劇場で上演されるのは、「生」での感覚を味わいたい人が一定数いるからである。

またもや自身の話になってしまうが、金銭的負担は大きいものの、配信を買うのであれば劇場に赴きたいというのが持論である。たまに配信を買って何度も見返したりはするが、演劇の醍醐味である「生」を味わうために、高くついても劇場に行く。好きな役者に「生」で会いに行く、好きな演出家の演出を「生」で見る、演技を「生」で見て「生」の感情を感じる。演劇が演技、舞台装置、芸術、音響など総合芸術だからこそ、ナマモノなのである。

 

Ⅲ演劇で想像力が養われる理由

他人の人生を経験することができる、というのは小説においても映像作品においても同様である。しかし、他の媒体と大きく違うところは、「生」であること、そして視覚的な情報量が多いにも関わらずその視点が定点的ではないということである。視覚的な情報量的には映像作品も多いが、映像作品の場合は編集者の意図によって視点を定められている。見たいところを見ることができないというもどかしい経験はしたことがある人も多いのではないだろうか。一方演劇は「生」であるため、目の前で繰り広げられている視点を定めることはできない。映像作品では切り落とされやすい手や足の動きなど、表情のみからでは読み取れない様々な感情表現に気付くこともできる。

 

Ⅳ演劇が求められる理由

①私達は皆役者だ

私たちは皆役者である。自覚はなくとも周りの目を意識して行動・言動を起こす。それは「他人に見られている」という点で舞台に立つ役者と一致しており、人は誰しもが自分を演じている。演じると一口に言っても、家族の前と友人の前との自分が違ったり、さらには友人の中でも人によって立ち位置が違うなど、常に自分を使い分ける。演劇はその点において、私達に演じるうえでのヒントを与えてくれたり、例を提示してくれたりする。

 

②観客と出会う

これはイチ観客としてとてもわかる。毎公演入っている観客は違うし、公演によって笑ったり拍手したりスタオベしたりするタイミングが異なる。周囲が泣いていれば自分も泣きやすいし、反対に周囲の反応が固いと自分も笑いづらいし、演劇の質は観客によっても変わることをよく感じる。

 

③④心を解放する

演劇は人の心を動かすことができる。日常生活でいちいち心を動かしていたらあっという間に潰れる。日本人は特に、自分の本音を隠して上っ面だけ笑って、他人との衝突を避けようとする。そんなずっと我慢しきっている心を解放する手段が演劇である。また、人との繋がりを保つために演劇が必要とされる。同じ空間を多くの人と共有しながら、傷つかずにすむ手段としてもってこいだ。

 

 

参考文献

(書籍)

『演劇入門ー生きることは演じることー』鴻上尚史(集英社新書)

『人間にとって教養とはなにか』橋爪大三郎(SB新書)

(論文)

2.5次元ミュージカル』鈴木国男

(Webサイト)

一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会オフシャルサイト

『前年比45%増。成長を続ける2.5次元ミュージカル市場/ぴあ総研が調査結果を公表』

(その他)

YouTube『【考察】「2.5次元」の語源を調査したら宝塚&でんぱ組.incテニミュ等の名前が出てきて最後はピラミッドにたどり着いた【ゲスト小西詠斗】』ぼくたちのあそびば