ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

舞台「アクダマドライブ」 観劇記録

 

舞台「アクダマドライブ」を観劇してきました。

@品川プリンスホール ステラボール

 

13:00~14:55 本編

15:00~15:20 アフタートーク(蒼木陣、吉川友、星波、本田礼生、唐橋充)

 

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~あらすじ~

 

戦争によって日本はカントウとカンサイに分裂した。この物語の舞台となるのはアクダマ(犯罪者)が蔓延るカンサイ。一般人はひょんなことから殺人鬼公開処刑の場に立ち会うことになり、そこにいたアクダマ達と行動を共にするようになる。彼らは謎の黒猫にいくつかの依頼を頼まれ、それをこなしていく。

 

 

~アフト~

 

並び順

本田 唐橋 蒼木 吉川 星波

 

司会:本田礼生

 

Q 1日だけ入れ替われるとしたら?

唐橋「れお」

本田「どっちの!?」

唐橋「もちろん長妻怜央

本田「だってあんな良い子います!?ほんっと全部可愛げなの!お世辞とかじゃなくて!」

 

 

~演出~

 

・開演前は「全員悪玉」と書かれた板が中心に置かれている

 

 

~劇場の印象~

 

・座席は横長

・端だと本当に見にくい

・I列から段差あり

 

今回はHの上手ほぼ端に座っていたので正直なところめちゃくちゃ見にくかった。ので、席は前列端よりも後列真ん中をオススメします。端は首を中心に向けねばならないうえに少し見上げる感じ。後列でも段差があるし縦幅がそこまでないので真ん中だったら普通に見えると思う。

 

(1か月前はバナステが上演されていたので、「まだアッシュの空気残ってるかな…」なんて気持ち悪いことずっと考えてた)

 

 

~その他~

 

・今回は警備が厳重で、開演前よくアナウンスが流れてた

 

 

 

この作品が最も伝えたいことは、最後に一般人が言っていた「自分の決めた道を自由に生きなさい」ということではないだろうか。この作品の中でアクダマ達は様々な選択肢を迫られる。何が善で何が悪なのかーー大まかに言えばこれがこの作品の主題であり、その結論が、自分が正しいと思う選択をしなさい=「自分の決めた道を自由に生きなさい」ということである。

 

豪さん演出ということで今回はかなりアクロバティック且つ派手な作品になると予想していたが、やはりすごかった。いや、良い意味で裏切られたと言った方が正しい。YouTubeのトレーラーを観てある程度心構えはしていたものの、生で観てみるとその迫力が非常にあった。ダンスやアクロバットを重視したキャスティング、ネオンライトを活用した近未来的な演出、そしてそれらに合わせてアクダマドライブの世界観を創り出してくれた役者。男性だけではなく女性陣までもが華麗にアクロバットをこなす姿は本当にかっこよかった。アフタートークで星波さんが「(自分は)男性陣と同じくらい動いている」と言っていたがまさにその通りで、この作品は男女関係なく各々がパフォーマンスに力を入れていたことをはっきりと感じた。レベルが非常に高い。公演が始まってからの相場の上がり具合は稀に見ない程である。

 

個人的には礼生さんの動きがとても印象的だった。同じ人間とは思えないような関節を無視した動き、怪しげな笑い方、座り方まで丁寧で、殺人鬼という不思議で奇妙な役を忠実に演じていた。ところがアクションシーンになると綺麗にダンス・アクロバットを決め、処刑課FORCEにも負けない勢いである。噂に聞いていた通り本田礼生は沼だ。この目で見てそう確信した(事実、長妻担がステラボールから出てくると口を揃えて「本田の礼生さんがすごかった」と言っているのである)。

 

礼生くんに限らず今回はキャスティングが非常に良かった。一般人役はアニメから引き続きともよさん。ながつのチンピラ。これは色々言いたいことがあるので後述する。

 

ただ、今回少し後悔しているのは原作全部見てきても良かったかなということ。今回私はFODで無料配信していた1,2話しか予習してこなかった。現在の私達とは異なった常識を持つ作品なので、世界観が複雑。こういう場合は今度から全部予習していこうと思いました。しかし、ウサギちゃんとサメくんの教養番組(劇中にちょくちょく挟んでくる)のおかげでだいたい理解することができたのでありがたかった。

 

面白いなって思った記事 ↓

【鑑賞眼】舞台「アクダマドライブ」 躍動する肉体表現は必見 - 産経ニュース (sankei.com)

ながつのこと褒めてくれてるし(笑)、劇評の勉強にもなりそう。

 

 

~出演者の印象~

 

・ともよさん

初見:アクステのインスタリール

印象:初見のときからめちゃくちゃ可愛い方だなとは思っていたけどやはりそうだった。声優業もやっているということで声が非常に聞き取りやすい。チンピラとの体格差に悶えた2時間だった。

 

・陣くん

初見:タンブリング

印象:一年前のタンブリングのときは役柄的な部分もあって苦手意識が非常に強かった(クールなところとか声とか)。しかし、2.5にハマり梅津さんのお友達だと知ってツイッターをフォローしたりニコ生を見るようになってから印象が一変。とても謙虚で真っ直ぐで優しくてネコが大好き。最初は苦手だった声も、今となっては彼の最強の武器だと思ってる。低いので聞いてて心地が良い。唐橋さんと永田さんへのリスペクト具合はレべチ。ダンスもアクロバットもやっぱり綺麗だった。頻繁にやってたのはトーマス。上手でよくタバコふかしてたのがかっこよかった(左馬刻と同じアレ)。

 

・礼生くん

初見:陣くんの幼馴染

印象:陣くんのことを調べていくうちに彼の芸能界入りのきっかけが礼生くんだと知る。タンブリング2020や他のところでもちょいちょい名前は見かけたことあったなーって感じ。最初はどこか苦手意識を持っていたけど、実際に生で見てみると彼の才能に圧倒された。お芝居もできるしダンスもアクロバットもできる(これは今回のキャスト陣全員に言えることだけど)。エーステから今回の殺人鬼まで、演技の幅が広いな。

 

・ながつ

初見:不明(かれこれ7,8年)

印象:めちゃくちゃハマり役だった。アニメからそのまま飛び出してきた感じ。突飛な色のスーツをあそこまで着こなせるのは彼しかいない…いつも以上に脚の長さを実感した(3分の2くらいは占めてる)。最初に少々アニメを見ていたので、「ながつにこの声この役つとまるのかな、、、」なんて思ってたけど、そっくりよせてきた。普通の人が真似したらすぐ喉をつぶしてしまいそうな声だったけど、そこはプロなので発声はしっかり練習してるはず。動きもアニメそのままで再現度で言ったら殺人鬼よりも上かもしれない。別のファンの方たちもながつベタ褒めで嬉しかった。観客に限らず、座組にも愛されてるのはアフトやインタビュー記事を通してしっかり伝わっている。

 

・廣野くん

初見:タンブリング

印象:98年組ということもあってタンブリングのときからゆる推ししていた廣野くん。今回のハッカーは小生意気な雰囲気が彼そっくりだった(本人も言ってたけど)。アクステとは関係なしに、彼の考え方がめちゃくちゃ好きでよくインライ見てる。歯に衣着せない物言いといった意味では健介さんと似ているのかもしれないけど、彼の方が言い方が強いというか、健介さんは独り言がポロっと出てしまうタイプだとすれば廣野くんは独り言だろうがそうじゃなかろうが声が大きすぎて周りまで聞こえるタイプ。でもその真っ直ぐで曲げない考え方に幾度となく勇気をもらった(主にインライで)。特に印象的だったのは今年の2月、「学校でいじめに遭っていてつらい」というコメントを受けたときに、「だったら俺に吐けよ」「周りに相談できる奴いなかった俺にDMすればいいから」「俺が味方になるから」って言っていたこと。ありがたことに今のところ悩んでることはないけど、何かできたらそのときは廣野くんに頼ってみようかなって思った程。最後にしっかり「(DM)見るかはわからないけど」「それでも俺に言えないなら俺はもう知らない、助けられない」って付け加えるあたりも廣野くんらしくて好きなんだけどね。

 

・桜庭くん

初見:アクステ

印象:胸板筋肉。ながつがはる兄って呼んでるので私もそう呼ぶ。衣装かなと思っていたら本物の筋肉だったすごすぎる。チンピラとの兄弟関係が好き。アクステ期間中に頌利くんとツイッターでリプし合ってて「ここも繋がりあったのか…!」って嬉しくなった。

 

・唐橋さん

初見:サクセス荘3

印象:まーしーが出演しているということで見ていたサクセス荘にて3から登場。当初は苦手だったけど、演劇ドラフト見てめちゃくちゃ面白くて、今回の処刑課師匠のビジュがかっこいいうえにアフトでもう虜。あんな面白い事ある!?賢志さん、崇さん、唐橋さん、テラさん、しゅんりーさんは私の中で安定枠、居たらとりあえずなんとかなると思ってる。

 

・星波さん

初見:アクステ

印象:基本的に女性陣はいつも見てないんだけど、今回の処刑課弟子は本当にかっこよかった。Wiki見てみたら他にも2.5の作品出てて。これからまた見る機会あるかな?一人の女性として綺麗でかっこよくて凛としている印象を受けた。

 

 

・処刑課FORCE(BBB)

初見:ヒプステ

印象:今回もすごかった。豪さんが演出だとだいたいBBBの皆さんが居る(ヒプステもアクリも)。豪さんの近未来的な演出とBBBが融合すれば無敵。ToyotakaさんとRYOさんにはミカタにも来てもらってグループ絡みでお世話になってる。パフォーマンスバチバチに決めているのに、ウサギちゃんとサメくんの声めちゃくちゃ可愛いのギャップ。