ここなっつぴぃす

紡いだ夢の先へ

舞台「玉蜻 ~新説・八犬伝」裏トーク文字起こし

 

 

開幕直前配信SP

2023.2.5(日) 20:30~

 

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西田「今日は死闘の稽古場を、本当に文字通り死闘の稽古場を潜り抜けて今ここに集っております!本当に大変な稽古でした」

村田「誰のせいだよ!」

 

自己紹介

(一部抜粋)

糸川「犬江親兵衛役、糸川耀士郎です(キリッ)お願いします(キリッ)」

「かっこいい~」

満足そうにうなずきながら後ろを振り返る耀士郎くん。

 

砂川「はい、僕の新たな扉が開かれるでしょう(手ぶり付き)」

「おっ⁉」「どした?」

砂川「え。犬川荘介役の砂川脩弥です。よろしくお願いしまーす」

村田「なんだてめぇこの野郎ー!」

「いいぞいいぞー!」「用意してたんだ」

 

川上「はい、犬山道節役の川上将大です、お願いしまーす」

村田「言えた!」

将大くんニコニコ。

「良かった良かった」

「言えた言えた」

「緊張するなってー!」

川上「してない…w」


自己紹介前に後ろからグラスを取り出して飲む萩野さん。

賢志「なげぇな笑」

萩野「大輔役の萩野崇です」←笑いながらなので何言ってるか聞き取れないw


西田「ツイッターでも、#たまかぎ ひらがなね、でツイートしてほしいなーって。いっぱいしてほしいの。もうトレンド…トレンドしてほしいの‼︎」


今回もお客さんの反応確認役(常時タブレットをチェック)な洋二郎さん。


西田「つばさくん、どうですか」

崎山「そうですね、本番があと…1ヶ月後ですか?」←大ボケ


西田「で、なんでこれやってるかってね、皆さんわかるでしょ。これ僕たち暇だからやってるわけじゃなくて」

村田「なんなら時間あるなら稽古したいくらいだよ!」

「したい!」

西田「で、なんでこれやってるのかって言ったらみんなわかるよね。やっぱ昨今の色んなのがあるんだけど、どうしても観に来てほしいって思いがすごくあるんですよ。だからね今日はもう話せることは全部話そうかなと思ってる。銀行何銀行使ってるかって話そうと思ってるくらいですからね」

北村「それ見に来ない(笑)」


一瞬謎の間ができて笑いが起きる。

西田「僕ですよ!僕が喋る担当です」


西田「つばさがね言ってくれたけど、本当に来てほしいの。もうちょっとやっぱりね寂しいステージがあったりすると嫌だから、みんなで、お客さんがいて初めてこの船が完成するって思いがあるんでそういう風(特典付きチケットの販売)にしようかなって思ってるんですけど、お願いがありまして。これ見てる人たちは買ってくれてる人たちだと思うのね。みんな良い人たちだからすごく。なんですけど、もし良かったらもう1公演買ってもいいんじゃないかなーみたいな。そしたらもうねすっごい感謝の気持ちを全面に出す!」

西田「一応色んなことを考えて、みんなどうやったら来てくれるかなーってたくさん考えてまして。本当にすごいのが出来上がるから。観に来てほしい。僕からは以上です!」

村田「えじゃあこの配信もう終わりですか?」←まだ10分も経ってない

 

自分の役について

西田さんが斜め後ろの洋二郎さんの方を向いて、

西田「じゃあまず…洋二郎から」

村田「まずはようじろうから…」

「どっち?」「どっちの??」

西田「こっち見てただろー!」(洋二郎さんの方を指差す)

糸川「びっくりしちゃった」

村田「じゃあじゃあ」←耀士郎くんを先にと促す

糸川「いやいやいいですよ」

村田「じゃあ俺から…犬田小文吾はラブロマンスがある」

「あるあるw」

洋二郎「僕の初めてのラブロマンスを皆さんに観ていただきたいなと思いますけどね」

 

西田「脩弥はどうですか?」

砂川「あ、はい、えっとー」

西田「いつか来るだろそんなもん!」

砂川「僕今回犬川荘介という役をやるんですけども、西田さんが言っていたように爆発力とか大事にしたい役だなーと思ってて、犬川荘介は感情の下から上の振れ幅がすごい大事っていうか。だから、僕の役者人生の新たな扉が開かれるんじゃないかなっていう」

北村「それをさっき言ったんでしょ」

西田「それをさっきやったんだねー伝わんなかったねー」

砂川「笑。僕の役者人生の中でこのパンっていう…」

西田「2回目だけどね(笑)」

砂川「きっと新しいものが見られると思います。ご覧あれ(手ぶり付き)」

爆笑

西田「コメント欄、謎、謎、謎wあいつ謎w」

村田「もしくはご覧あれ、ご覧あれ、ご覧あれ」

 

西田「将大はどうですか?」

川上「あはい、僕ー犬山道節という役なんですけども…」

賢志「緊張すんなって」

川上「してません!楽しいです!」

「してません?w」

川上「そういう感じになっちゃうから!してません!なんですけども、墓から蘇る理由がある人を思ってるんですけど、そこの流れとか自分でやってても素敵だなって思うし、それは西田さんの演出こめ…こみなんですけども…」

西田「“こめ”ってなんだよw」

自分の胸をバシバシ叩く将大くん。

川上「ちょっと待ってください」

糸川「落ち着いて!」

北村「落ち着いて!大丈夫大丈夫」

川上「大丈夫です」

北村「自分のお芝居がすごく素敵だなって?」

めちゃくちゃ動揺する将大くん。

川上「自分の?やばいやばい!きたむーさんやばいっす!」

「俺の芝居見とけって」「ご覧あれ?ご覧あれ?」

萩野さんに促されて、

川上「ご覧あれ!じゃないんですよ!そういうところ注目してもらえればなって思います」

「ずっと縮こまっちゃってる」

村田「そんなに体大きいのにね?」

「そうそう」

西田「やーでもその将大のね、体を生かした迫力ある殺陣とか見ものですよね」

丁寧に頭を下げる将大くん。

 

柳「見ていただく方に嫌われるような子にならないように必死で(笑)今でもみんな(キャスト)に好かれようと媚び売ってます」

西田「いや、でもね明るくてすごいびっくりしたというか」

柳「ほんとですか?やっぱ性格悪く見えますよねーわかります」←納得したような顔で頷く

何故か拍手してる将大くん。

西田「明るくてとってもいい子で。嫌われないと思いますよね?」

キャスト一同頷く。

柳「ど、どうぞよろしくお願いします。ご覧あれ」

 

西田「崇さんどうですか?」

萩野「どんな役か…うーんそうだなぁ…今まで大輔さんの作品でやらせていただいた中で、自分としてはね最も過酷、な感じですかね。南総里見八犬伝という…あのー彼らのストーリーというのかな、そういうものをちゃんとこう見つめないといけないじゃないですか。そうするとやっぱ稽古場で彼らの姿とかに目を向けて見てると、本当に泣けてくるというか、。必死だったりすごく耐えてたりという姿を自分の役として見ていかないと、時間がないので…というのがあって見てたんですよ。そうするとキツイ役だなって感じがありましたね。そのかわりすごいもらうものも多いし、なのでお客様に見ていただきたいなというのは心から思ってますね。役としてもそうだし彼ら彼女らの姿を見ていただくときっと心にグッと入って来るものがあると、稽古を見てひしひしと感じているので。そういった意味でそれを逃さないようにと、稽古をやっておりますので…ちょっと長くなっちゃったんでお酒飲んでいいですか」

再び後ろからグラスを引っ張り出してゴクゴク。

村上「絶対それのせいです」

西田「できれば終わらせて飲んでもらってもいい?笑」

萩野「で、あのーご覧あれ!」

崎山「もうこれ流行っちゃう(笑)」

 

西田「良子はどうですか。一年ぶり、久しぶりのDisGOONieで」

良子「2年ぶりなんですけど。正直、よくわからないこの役は。大事なことはあるんですけど、どう表現することが一番良いのかっていうことは稽古が終わったにも関わらず、まだわからない。私にはわからないから探して探して探していく時間になるのかなーとは思ってます。玉梓だから、普通にいけばめっちゃ悪い人なんだろうなーとは思ってますけどね。よくわかんないよー(ごにょごにょ)」

萩野「可愛いな」

 

西田「お糸は?お糸」

「お糸」

糸川「僕はー、最近それこそ西田さんと一緒にやった『まほろば(かなた)』とかその前後の作品も結構熱血で、ヒーローの役とかを演じてたんですよ。でそれを演じながら、最近こういう役も多いけど、全く真逆の役もやりたいなと思ってた時に、この親兵衛という役をいただいて、台本とかも最初どうなるかわからなかったんですけど、まさに僕が今演じたい人物だなって思って。ここ最近の僕のお芝居とかを見てくださっている人には全く違うキャラクターが見せられるんじゃないかなって。でも僕も良子さんと同じでわからないところがいっぱいあるので、初日までになんとかもっともがきたいですね」

 

西田「みんな難しいっぽいこと言ってるね。ハハハ。賢志さんどうですか」

賢志「そうですね、ちょっと良子さんに、わかんないっていうのに近いんだけど、多分今回自分の気持ちというよりは誰かのことを考えているって役が本当に多いから、だから自分自身がどうっていうのはよくわからない。みんなで揃って初めて色になるっていうのが今回とっても大きいんだなって。別に何と比べてとか今までのDisGOONieと比べてってわけじゃ全くないんですけど、今回みんな本当に良い奴ばっかりで…別にいつも悪い奴がいるって意味じゃないよ(笑)やりづらいとかいうんじゃなくて、今回みんな本当に仲が良いじゃないですか。だからこの色がすごい出ているし、なおかつお客さんで色変わるなこの作品、っていうのは常々思ってる。さっきつばさとも丁度話してたんだけど、どういうお客さんが来てくれてどういう熱狂を生んでくれるかで僕たちの、最後の色をつけてくれるのはお客さんなんだなーなんて思いながら今回やってました。DisGOONieファンに言えることは、僕DisGOONieの作品のほとんどで牢屋に入るか牢屋を開けに行くかの役をやってるんですよ。今回どちらをやるのか!牢屋に入るのか、開けに行くのか、それとも牢屋関係ないのか!初めて関係ないのか⁉ご覧あれ」

 

西田「どうですか鯛造くんは」

椎名「僕は月唄という役で、原作には登場していないオリジナルキャラクターじゃないですか。だから謎も多いとは思うんですけど、わりとその作品を見ていただければわかるかなーとは思うし、言っていいかわからないですけど月唄自身もちょっと思い出させてない部分とか冒頭あって、そこはわかりやすく作中で回収されますしめちゃめちゃアツいシーンあるんで、すごく自分の役が大好きなんですよ。西田さんが今日稽古終わりに言ってた、同じ時代に生まれてっていうのがすごい刺さって。このメンバーでお芝居ができていうのを今日稽古終わった時に感じて、で多分見て下さる方も同じ時代に生まれて僕らの芝居を見ていただける方たちじゃないですか…今悩んでる方もいらっしゃるかもしれないですけど。この熱量は絶対に伝わると思うんですごく楽しいものが見れると思います。個人的な話をすると、西田さんってわりと当て書きが多いじゃないですか」

西田「うん」

椎名「僕に今まで当てて書いてくださったのって、ぴょんぴょんしてて可愛くて元気でーとかっていうイメージが多分西田作品…」

賢志「すげーなお前自分でそういう風に言えるんだ。可愛くてぇ~ぴょんぴょんしててぇ~僕ってぇ~」←さっきの鯛ちゃんの真似を大げさに表現する賢志さん

村田「でも『鯛ちゃんの役柄ってぴょんぴょんしますか』って(コメントが来てる)」

椎名「そういうイメージで見に来て下さる方もいると思うんですよ…今回全然違う」

賢志「違うねぇ!かっこいい鯛造が見れるねえ確かに」

椎名「西田さんそういう風に僕のことも見てくれてるんだっていうのが」

賢志「違うよぴょんぴょんに飽きたんだよ」

椎名「辛辣~!」

村田「悪い人いたよ、悪い人(笑)」

椎名「ぴょんぴょんしてない…」

賢志「でもぴょんぴょんもしてるじゃん」

椎名「まぁまぁそうですけどね。ハイブリッドです、ご覧あれ」

 

西田「諒どうですか」

北村「俺……(後ろを向いて左手を背もたれにのせて)色気♡(目パチクリ)」←そんな美しいお顔で見つめられても…

「一言でwわかりやすいw」

村田「いいねぇ」

「その辺の席やばいね、2人ねぇ」

北村「フフフ。でもすごく裏表があるというか、この作品で旅をしていく中で色んなことを知っていく役だなーっていうのがあって。なんだろう…こう、つらい世の中だけど希望…何もなかった自分がもがいて手を伸ばしていくみたいな役です。だから見てくれる人も共感してくれたりとか、その人の希望になるような部分があればいいな」

賢志「八犬伝で言えばね、毛野なんて絶対調べたらすぐ出てくる有名な」

北村「そう、有名ですからね」

賢志「ぜひお客さん諒と勝負しに来てほしいですね、女として」

北村「女としてwww」

女としてwww一同、爆笑。

賢志「北村諒の本気とメイクと」

北村「マジでビジュアル撮影の時鏡見たら『あ、お母さんいる』って思いましたもん、ほんとに」

「へぇ~」「超綺麗」「美人なお母さんだ」

西田「諒のお母さんすごい良い人」

北村「やめてくださいよ、なんかその…変な探りが入るんでwいい人だよってw」

 

藍染「えー私の役は…(後ろを向いて左手を背もたれにのせて)色気♡」

「おーーー」

藍染「違うんですけどー(笑)」

西田「違うの(笑)だって今『色気かぶせお願いします』って書いてあったのにw」

手を叩いて爆笑するきたむー。

西田「ディレクターがめっちゃしょうもない!」

賢志「しょうもなー」

西田「断れないからそんなん!」

藍染「はい(苦笑)」

村田「今この現場でパワハラが起きてます」

「よくねーぞ!」

椎名「よくないよくない!」

西田「じゃあカレンちゃんごめん、どうぞどうぞ」

藍染「夕…さき西田さんい許可を取りまして、単刀直入に申しますと、犬です」

「おっ!」

西田「そうなんだよね」

藍染「どんな犬かはお楽しみなんですけども、人生で一番犬の動画を見ました。こだわりあります」

西田「カレンちゃんはね、さっき賢志さんとタバコ吸いながらしゃべってたんですけど、なんかなかなか台詞じゃないのがあるじゃん。遠吠えがあるんだよね。だからちょっと面白いんじゃないかとは思ってるんですけどね」

藍染「夕が感じて夕が見て学んでくこと、知っていくことを私も一緒に見て自分が成長している感覚があります。とっても楽しみです、ご覧あれ!」

 

崎山「はい、僕の役は(後ろを向いて左手を背もたれにのせて)」

「おっ!」「やるよやるよ」

崎山「……髪の毛♡」

村田「なんだそれ!主役度が足りねえぞ!色気色気きたんだから色気じゃねえかよ!

崎山「でもほんとあの、皆さんが思っているような主人公像ではございません」

西田「そうね。そうですよね、たしかに」

崎山「皆さんが予想しているのを上回るような役だと思って、頑張って演じます。とにかく犬塚信乃っていう人物…色んな八犬士のドラマがあると思うんですけど、みなさん探してるって言ってるけど僕もそうで、公演始まっても探し続けるんだろうなって気持ちがありますね。だからわからなくてもいいと思ってきて、信乃に関しては。何色にも染まらない人物なのかなーと思います」

西田「稽古やりながらつくってきて、ひとつも言葉で語ろうとすることをあえて作家としないでこの意図でこのお芝居で見せたいんだって、でそれをなんかつばさが真っ直ぐ…だから普通の人が思う役じゃないんだよね。だからすごい面白い効果になるなーと。その信乃に集う8人の旅とプラスアルファになるんですけど、稽古を見てて『全く新しい八犬伝を作ります』って始まりに行ったんだけどまさにそうだなっていうのが実感にある。これがどういう風にお客さんが受け取るのかが楽しみ。気合いが入りすぎてとんでもないことになったなっていう感じが感想としてあるくらいなんでね。絶対に予想した八犬伝では全くないので。だけれどもめちゃくちゃ八犬伝ではあるなーと思ってるんですけども」

 

 

自分がやってみたい役

(もしくは好きなシーン)

西田「挙手で聞いてくからいろいろ。その中で(世界観を)浮き彫りにしていきたいなと思ってます。1分だけ考える時間あげるから、その時間でコメントを読んで。今シンキングタイム!」

村田「西田さん、やっぱりいつも通り来る質問としまして…まぁあのなんて言うんですかね(笑)、乗船時間というのは…」

西田「ねー!知りたいよね!知りたいと思うんだけども、そのーなんて言うのかな、時間じゃないんだよ、物語は。日にち、日にち!」

「「日にち??笑」」

西田「日にちが欲しいの。もうその日をくださいって感じで。今ね最後のあれですよ、あまりにも膨大な量になりまして、今キュッとしてるところなんでね。もうそろそろ出ると思うんだけど、ハンパないです。それだけは覚えといてください(笑)」

「怖い(笑)」

北村「乗船時間がハンパない?(笑)」

 

西田「あとなんかあります?」

村田「やっぱ八犬伝ってめちゃくちゃ長いじゃないですか。いっぱい来てる質問としては、八犬伝の前情報は頭の中に入れといた方がいいですかーっていう」

西田「あー…いや入れなくていいですよね?」

賢志「いらないと思います」

西田「いらないです、全くいらない!ただ観た後調べたくなるとは思います。で調べたらなるほどなってなるから、もう一回観たくなるのよ」

「あーたしかに」

西田「それ狙ってるんでぜひ。もう決めましょう。前情報は見ないで観る。その後気になったら調べる。調べたらもう一回観に来る。このやり方でどう?」

村田「わからなくなったらもう一回読む!でもう一回来る!」

西田「そう。それがいいなと僕は思ってます」

 

村田「上演時間延ばしてるのはアドリブの洋二郎さん…違いますー!」

椎名「ハハハハハ」

村田「誰だこれ書いたのっ!!!」←金切声

椎名「正解!」

村田「正解じゃねぇよ!」

 

西田「まじで今回はDisGOONie史上一番すごい殺陣だと思ってますよ。慄くというか、どの舞台よりもすごい殺陣が繰り広げられると思ってます、自信持って!」

崎山「今日俺あるシーンで音すごすぎてなんか『ハァ~~~(目めっちゃ見開く)』ってなりましたもん。うわー!って」

 

西田「挙手制で。とりあえずこういうときなくても挙げとけば…」

椎名「はい(右手をピンと高く伸ばす)」

「おっ」「おーー」

西田「鯛造」

椎名「僕は荘介。僕はそんなに頭が良くないんで、西田さんが伝えたい思いだったりとかメッセージだったりとか全て汲み取れてるっていう自信はないんですよ。ないんですけど、とあるシーン、ラストらへんのシーンを見てるともう熱量だけで泣きそうになってきて。それをまた脩弥のこと知ってるからーっていうのもあると思うから、脩弥が演じてるのを見てると、さっき冗談のように『新たな扉』って言ってたけど俺はもう心からそう思っていて、わーすげー脩弥ー!って視線で見てる。それが役ともリンクしてるのか憧れ。出会ったことない自分と出会ってる気がするのですごい良い役いただいたなと」

砂川「…ありがとうございます!」

西田「脩弥ってパッと見さ、賢志が違うときにこの稽古より全然前、飲んでる時に『脩弥くん?撮影現場で会ってありゃあ良い男だねぇ』って。それは面構えが。っていうのを話したことがあるんだよね」

賢志「ある」←腕・脚を組みながらうなずく

西田「だからこれを見てる人とかでね、脩弥を知らない人がいたらちょっとクールな感じなのかなーと思いきや、マジおとぼけのただのすっとこどっこい(笑)でも稽古場で最後の方は“可愛い”になってたじゃない。その感じもつばさがお芝居に取り入れてくれて」

 

糸川「僕は…毛野です。毛野のめっちゃ好きな台詞が僕あって。もうずっとそれを諒くんが言うたびに稽古場で一人ゾク~!ってなってるんですよ。もうその台詞が…言わない方が良いと思うんで」

北村「最初の文字だけ」

糸川「『ま』」

北村「わからん(笑)『ま』(笑)」

賢志「マイケルジャクソンの『ま』?」

「そんなんあったっけ?」

糸川「あるんですよ。西田さんの本というか、めちゃくちゃオシャレだなっていう…え、言っちゃダメですよね?」

西田「言っちゃダメだろ(笑)」

糸川「だからじゃあアフタートークで話します。この台詞まじでやばいって、ずっとこれを誰かと共感したいなって一人でぞわぞわしてます」

北村「本人もその台詞をわかってない」

西田「ちなみにじゃあ美稀ちゃんにだけ教えて、その感想を聞いてみよう」

「めっちゃちっちゃい声でね」

西田「こっちでわーわー言っとくから」

「わー」「わー」「わー」←カオス

マイクを手でふさぐカレンちゃん。

隣の美稀ちゃんに耳打ちする耀士郎くん。

柳「あー…」

西田「聞いた?」

糸川「ちょっと待って、全然ピンときてない」

「なんだよ!」と立ち上がるきたむー。

北村「そんなことある?」

糸川「これとこれがかかってるんだ!ってなったでしょ⁉」

柳「んー」

糸川「全然わかってない!」

柳「『ま』でした」

北村「なんかわかんないけど俺損した気分」

「可哀そうに」

 

きたむーがピンと手を挙げた中で後ろでそっと手を挙げていた将大くん。

北村「ちょっとあの両想いみたいになっちゃうんですけど…」

糸川「なんだよ///」←ニヤニヤが止まらない耀士郎くん

北村「そんなつもりはないんですけど、親兵衛(超小声)…」

「それはなんで?」「『ま』?」

村田「いちゃいちゃすんなってお前ら」

北村「すごい好きな台詞があって、『ま』から始まるんですけど。っていうのはウソで、耀士郎が演じてる親兵衛の立ち回りがすごくやってみたい。稽古場で『いいなー』って思いながら見てますね」

糸川「……あざっす…」←めっちゃくちゃ照れてる

北村「までも台詞でここがいいなーっていうのはあんまないんですけどね」

糸川「西田さん、西田さんが書いてるんですよ!俺は書いてあるものを言ってるだけで!」

北村「台詞というか耀士郎の言い方かなー」

「両想いじゃなかった」

糸川「そりゃ普通に傷つくな」

北村「いやでも僕はすごい好きですね」

 

西田「どうですかー他?」

カレンちゃんと将大くんが勢いよく手を挙げた後、そっと脩弥くんも手を挙げる。

西田「将大どうする、先行くカレンちゃんに先譲る?」

川上「あ、僕はどっちでも……(カレンちゃんにどうぞと促す)」

椎名「実はさっきも挙げてたんですよちっちゃく」

西田「あそうなの。でも譲ってあげて」

川上「はい、じゃあ」

藍染「ありがとうございます。譲ってもらったからじゃないんですけど、道節です」

「ええーー」「へーー」

藍染「道節ってすごい渋いんですよ、私にとって、見てると。なりたいってまず最初に思いました」

カメラに急にピンで抜かれてめちゃくちゃ目を泳がせる将大くんを、隣の萩野さんや良子さんが愛でる→丁寧に頭を下げる将大くん。

藍染「雰囲気があってるなってすごく思って」

「恐縮すなよー」

川上「いや聞いてるんですよ今すごい」

賢志「この話には続きがあってー、『カレンちゃん将大好きなんだね』『そうじゃないそうじゃないです』瞬間で否定される」

藍染「違う…Wなりたいのは道節さんで~」

賢志「瞬間でフラれる」

川上「忘れもしない。(賢志さんが)すぐ触れてくださいましたね」

 

西田「はいじゃあその将大は?」

川上「はい僕は現八かなー」

賢志「あ俺?」

川上「はい、そのーないものねだりかもしれないんですけど、こういう人間像になりたいって憧れがすごい強くて、緩急であったりとか遠回しにみちびし…導く姿であったりとか」

「みつびし?」

賢志「俺の演技プランがわからなくなる。遠回しに三菱⁉」

川上「導く、です!こういう人になりたいっていうのを見ていて、オシャレというか芯があるけどそれを上手いこと西田さんが抱えている本と賢志さんが作られているのが相まって」

 

賢志「ふーん…じゃあ俺言おうかなすいません。俺はやっぱ俺でー、俺の役がいいなって思ってて」

西田「それだめだ!」

賢志「なんでですか!だって誰も言ってくれなそうだし今回!」

西田「言ってたじゃん!」

村田「だって残ってるのに結束しやがって、『これは俺で』って言ったら一人減るじゃん!」

賢志「違うんだよ」←洋二郎さんをなだめる賢志さん

村田「そうなると俺じゃん!」

崎山「洋二郎さん大丈夫、俺、俺」

賢志「ここで俺が順番的に洋二郎とか萩さんとか、なんか決まってる…って思われちゃうから!だから一人潰しとかないと!いや別に俺でって意味じゃなくて、みんなの役がいいんですよ。俺結構自分がやってる役が色んな人と絡んで色んな人と会えることが多いから役得で、なおかつその人をよく見せる役どころさせてもらってるんで、俺結構みんなの良いところをすごい見てるのよ。あ、賢志さんのおかげですごいかっこよく見えてるんだなって思って欲しいなーって思って。なんかあの人すごい芝居が上手でー見せてるんだなーって。だからブロマイド買ってください(ニコ)」

 

良子「はいはいはい!」

西田「つばさがもう言ってくれたからつばさの聞こうよ」

崎山「(良子さんの方を振りむいて)小文吾じゃないですか?」

良子「(前かがみになってゆっくりと)小文吾じゃない」

賢志「フラれたぞ」

村田「もうやだーー!配信終わり配信終わり!」

崎山「でも僕小文吾なんですよ」

村田「まじで?」

崎山「っていうのも、原作を追ってくと信乃って小文吾に助けられるんですよ。そういう意味でももともと好きで、でも洋二郎さんのスパイスが入ることによって魅力がより増してて(めちゃくちゃしっかり話を聞いてる洋二郎さんがアップで映る)なんか面白さだけじゃなくその中に助けようとする思いとか気持ちの強さとかグッとくるので好きです」

村田「……これあげる」←椅子の下から水を取り出して渡そうとするのを鯛ちゃんが止める

崎山「(自分の水を持って)あるから」

西田「なかなか意外だね。自分にないものが魅力的なのかな」

 

西田「じゃあ良子いきます?」

良子「私はねすっかり大人になってしまったから、色んなことをあれこれしたくなってしまうことがとても嫌なんですよ。だから夕をやれるような人間であれたら良かったなって。全てのことに新鮮に反応したり受け取ったり揺れたりすることがどれくらい難しいかっていうことがよくわかっているような気もするので、故にこの役はとても人を選ぶなと思っていて、私にはできないなって思うからすごい眩しくて、大好きです」

藍染「ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです!」

良子「カレンちゃんごと好きです。西田くん、あーそうだよなーってカレンちゃんにこれを書くんだなーってその羨ましさも込みで。大好きです!」

藍染「ありがとうございます!」

西田「カレンちゃんは舞台も2回目でストレートプレイは初めてで、本当にまっすぐお芝居をするというか、ここで駆け去るんだよって時に舞台上の短い距離をね思いっきり走って壁に激突して死ぬんじゃないかなって思うくらいのその真っ直ぐさがものすごい良いし、信乃と対峙するときに真っ直ぐつばさを見てつばさもその来てる目に対してひとつも視線外さずに真っ直ぐ返す、その2人のお芝居見て、心が演劇人として作り手として心が洗われるようになったんですよね何回か。今脩弥がね、『僕もやってますよ』みたいな目でこっちを見たんだけどね、やってるよ、やってるやってる。でもなんかこそれが今回すごい印象的だった」

崎山「なんか犬に見える瞬間もあるし」

藍染「よっしゃ!」

西田「わかるわかる」

崎山「隣に首輪つけて散歩したくなる」

藍染「そういう感じですか?」

村田「切り取り記事気を付けて」

西田「『崎山つばさ、首輪をつけて散歩する』www」

 

西田「あと誰ですか」

脩弥くんがそっと手を挙げたところで…

萩野「俺言ってないけどね」←脚組みながら髭を触ってる

「取り調べしてるわけじゃない(笑)」

萩野「仲間が集まるってそれだけでロマンを感じるというか、集まるっていうのは良いですね!本当にいっぱいいいシーンがあるから。もし女の子だったら浜路もやってみたいし」

西田「だったらちゃんと聞いてみましょう。なんで浜路やりたいの」

萩野「そりゃあだって、綺麗だもん」

爆笑

賢志「それ話変わってくるからwww」

萩野「浜路もやってみたいよ!でも俺女じゃねぇしさぁ」

 

柳「荘介はすごい好きで、私自身が物事に対してぐっとのめり込めるタイプじゃないので、荘介の真っ直ぐ人のために自分を犠牲にしてというところとかはすごい好きで」

砂川「やりながら思いますもん、なりたいなって」

柳「思うよね」

砂川「はい…俺じゃないかすみません」

 

砂川「ほんとに僕ずっと言ってるんですけど、網干ってキャラクターが出てくるんですよ。網干めっちゃやりたいと思って。役でヒールの役をやることが多くて、網干がストレートヒールなんですよ。だからいいなーって」

西田「とりあえずこのメンバーで選ぼう(笑)」

砂川「はい(笑)道節。例えば稽古場で空のペットボトルがあります。それを道節が捨てます。それを『俺がやった』って言わないのが道節なんですよ」

「よくわからないw」

 

村田「田中さんか椎名さんかどちらかかなーって思ってて。両方ともこの物語で一番テクニックがいる役で難しいところが多い役なんですよ。月唄って鯛造がやったことのないことを鯛造がやってるんですよ。今まではキラキラぴょんぴょんキラキラぴょんぴょん!みたいな役だったけど、今回の鯛造は非常に魅力的」

 

 

裏話

椎名「ようじろう問題は何回か笑ってましたよね。ようじろーって呼んで2人が『はい!』って元気よく」

村上「縦目に並ぶと大変だねぇ」

糸川「大変ですね」

 

村上「稽古中に節分があったじゃないですか。で恵方巻きを買ってたりしてて。パッと食べて南南東見たらそこにつばさがいて、つばさがこっち見て僕の恵方巻きはずっとつばさを見ながら食べられてる」

崎山「で俺がこう動くとずっとこっち向いてるんですよ」

「変わっちゃったw」

村上「一瞬目だけこういくんだけどw]

椎名「その翌日、今日とかも全然関係ないのにつばさの方向を向いて」

村上「紅茶のペットボトル飲んでた」

 

西田「日本でこれだけプロローグに時間かけるやつらはいないなっていうくらいの壮大なプロローグだなっていうのがこの作品の魅力で。同時に、集まって友情だどうだっていう作品ももちろん良いと思うけど、それは他でも見れるなーと思って。僕が魅力的だなーって思う俳優たちが、全員痛みを抱えて生きている人がどういう風に人と出会うのかっていうのがコンセプト。暗い話かと思いきや別に暗くはなくて。僕、これ観に来てくれる人とか舞台が好きな人ってすごい良い人達だなって思ってるんですよ。それはどういうことかって言うと、ある種今は色んな風に記録で見れたりもするし配信もあったりするけど、劇場の扉を開けて生で生きている人と出会うおうと思ってくれてるみなさんだから、良い人なんですよ。でも良い人って傷つくことも多いなーって思ってて、そういうのをイメージして書いた物語なんじゃないかなって」

賢志「西田さんのにプラスしてもっとライトに言うと、俺これ読んだときに数百年前にできた日本初の乙女ゲームなんじゃねぇかなって」

 

休憩時間はありますか?というコメントに
西田「流石にあるよねぇ(笑)なんなら2回入れようかと思ったくらい。入れませんけどね」

 

鯛ちゃんの役を一言で言うと

「後悔が美しい」

 

2月6日に泣く泣く尺をぎゅっとするらしい。
萩野「なくなった尺に思いを馳せてほしい」

 

将大くんは何回かDisGOONieを観劇したことある。

 

 

最後の挨拶

川上「いつか出たいってずっと思ってた作品で、そしてこうやって参加させていただいて、自分が想像していた何倍もの刺激を受けました。この刺激は本番でみなさんに必ず伝えることができる自信もあります。なのでぜひ来てください」

 

賢志「2023年の演劇始めがこの作品。DisGOONie久しぶりに和物で。その中でも苦しみを背負って解き放つ作品。2023年みんなの苦しみを背負うから」

 

西田「実は今回全部短編スタイルで、短編がいくつも重なってひとつの物語になるっていう手法で物語を作ってるんですけど、同時にもちろん面白いんですけど、『どうだー俺たち面白いだろ』っていうのを見せたいんじゃなくて、誰かにとって劇場のチケットを取って席に座った皆さんの、全部とは言わないどれか1個でもいいから一生忘れないってくらいの景色をつくりたいなーっていう。僕、この俳優たちは素晴らしいと思ってて、この俳優のどこかのシーンそう思ってほしいなーって。ドイツとスペインから点取った日本のようにね、本当にそれを狙ってそのひとつさえあればいいなーと思って物語を書きました。やっぱり同じ時代に生きて同じ時間を過ごして彼らがいないと生まれなかった物語なので、それは今でしか観れないものだなって思ってるので、劇場に来て一緒にこの船に乗ってその世界を旅してもらえればなって。本当に観に来てほしいなって思っているので、どうか力を貸してくれたら嬉しいです。みんな!言い残したことある?」

椎名「大丈夫です!」

崎山「将大ある?」

「きっつー」

萩野「絡むねー」

椎名「愛だね」

川上「ありがとうございます。もう本当に全公演全力でやるだけでth…ですので…」←最後まで噛んでる

爆笑

バチンと勢いよく将大くんの肩を叩く萩野さん。

賢志「天才だなーお前」

川上「(俯きながら)ご覧あれ」

 

個別配信

糸川耀士郎くん

【よーちゃん先生の自宅授業 2023.2.28】

(「大楽で西田さんと一緒に布団に入った心境を教えて」というコメントに対し)

「まーじで最高でした。大千秋楽でなぜか西田さんが舞台上に出るというアドリブ。西田さんって大千秋楽にどこかしらで出てくるって噂には聞いてたんですけど、色んな候補があったんですよね。例えば旦開野へのオタ芸をするシーンで出たら面白いんじゃないかとか、現八が船を漕いでるシーンで西田さんが船長で「そろそろ行くよー?」みたいな謎の茶髪のもじゃもじゃがいるみたいな。で、最終的に布団のシーンになって直前に僕も聞かされ、洋二郎さんとお客様にばれないように布団に入らないといけなかったから、2人でうずくまって小さいところに入ってました。すごい気まずかったですねその時間は」

「ああいうアドリブって全部勝手にやってるわけじゃないんで。西田さんにやれって言われてやってるんで、そこだけは…決して僕は大千秋楽にウケを狙って色んな芝居をぶっこんで大千秋楽芝居をする役者ではないということをカーテンコールで伝えようと思ってたのに忘れてて、この場で伝えさせていただきます(笑)」

 

親兵衛の好きな台詞

「2幕で旦開野と小文吾2人を相手に殺陣してるときに言う『一番強いのは俺だよ』。俺が一番強いんだなって。毛野も小文吾もそれまでバチバチに殺陣やってて強いっていうのをお客様に提示したうえでその2人を相手にして、まったく歯が立たないという強キャラが最高でしたね。ラスボス。台本がなかなかあがらなくてほんとマジで本番の超ギリギリ2日前か前日に全部の台本があがってきたんですけど、それまで僕らもどういう結末になっていくのかわかんなかったんですよね。でも、その中で稽古序盤で西田さんからはずっと『親兵衛がジョーカー的なポジションだから』って言われてたんですよ。良いヤツと見せかけて実際ジョーカーみたいな。いいヤツと見せかけて実は悪いの、悪くないの、どっち?みたいなキャラクターにしてって言ってもらって。それはすごい嬉しかったし、一番そういう役やってみたかったから最高でしたね。僕はどちらかというとヒーロー側にまわることが多いし、ヒーローものだと悪に立ち向かう真ん中のレッドみたいな立ち回りが結構今まで多かったから。ずっと思ってたんだよね、エリオスの時も俺こんだけ頑張ってめちゃくちゃ殺陣しまくって台詞もめちゃくちゃ言ってずっと出ずっぱなのに、大隅勇太においしいところだけポンポン取られて。あれ見てめちゃくちゃおいしいじゃねぇかって、めちゃくちゃ良いなって思ってたんですけど、今回はまさにそういうポジションでしたね。嬉しかった。すごく楽しかったですね」

 

「西田さんは台本上で丁寧に説明する方じゃないから、言わなくてもいい台詞は言わないとか、そんなこといちいち説明しなくても演出だったり雰囲気でわからせるのがかっこいいみたいな、結構そういう場所が多いから、あれってどういうことなんだって実際に見てみると思うこといっぱいあったと思うんですよ」

 

「最後のみんなのシーンは西田さん曰く現実。なんで浜路や八犬士が生き返ってるのかっていうと、そこは僕も疑問に思ったんで西田さんに聞いたんですけど、結局玉梓なわけですよ。玉梓半分、伏姫。信乃の台詞にもあるけど『これから旅をする』『そうじゃなきゃ出会えない』と言ってますが、玉梓が消えることによって八犬士の全ての因縁が断ち切られてまたみんなで旅をすることができるっていうファンタジーの世界の設定。なので最後は八犬士や夕、浜路も揃いみんなで旅ができているというエンディング。その後の世界というか。OPで遠い空をみんなで見つめるシーンは、玉梓が死んでその後八犬士が生き返ったりとかして改めて旅する時の一番最初の宿に着いたときのイメージでやってくれみたいな要望があったりしました。こういうのは語られていないので皆さまは想像するしかないんですけど…結局報われた現実っていう感じです」

 

「『みんなの痛みを持っていく』親兵衛の台詞にもありましたけど、ぬいが出てくるシーンで『僕らは痛みを吐き出すんだ。持っていってくれる人がいるから』という台詞も、全員因縁を…小文吾は毛野と本音でぶつかってそれに対して毛野も『俺も探してる。わからねぇよ。でも俺も見つけたい、この玉と生きる意味をだ』とか、普段はクールで何考えてるかわからない現八だけど、毛野の前では本音でやりたいことを言ったりとかみんな痛みとか悩みを吐き出してくんですよね。それを全部持っていってくれるのが玉梓っていうのを親兵衛はわかってる、っていう意味が込められている。西田大輔の脚本ってそういうのが素敵なんだよな…全ての台詞に意味があるんですよ。その台詞を普通に聞くとよくわからないけど、ちゃんと意味がある。だから、親兵衛も玉梓の前ではずっとお芝居をしてたってことなんですよ。親兵衛は全部わかってやってるけど、でも玉梓は親兵衛がわかってるってことはわかってない。だから親兵衛は玉梓の上をいってるんですよね。玉梓の前では『八犬士を殺すよ』『母さんのために殺すからね』って言ってるんだけど、実際はそうじゃないと。自分が八犬士として旅をすることを玉梓…伏姫は望んでくれているから、そのために僕はあなたが自分で自分の命を断ち切るお手伝いをしますって。ジョーカー的なポジションですよ」

 

「舞台の感想をツイッターとかヨーデルで見たりするんですけど、マジでみんなちゃんと物語を解釈してて。『親兵衛と夕って兄弟だったんだ』みたいなのも。でもそれって一番最後に『夕が生まれたんだよ』って俺が玉梓に行った台詞にしかなかったはずなのに、それをちゃんとわかってる子がいたりとかみんなすごいなって思う」

 

宙に浮くゲーミング玉

「マジむずかったんだから。すっごい難しかった。だから毎回玉をウィーンってやって信乃を蘇らせる(傷を回復させる)シーンの前に裏でめっちゃ練習してた」

 

「親兵衛は幼い時に亡くなっているんだけど、そこを玉梓に拾ってもらって。西田大輔の脚本のすごい素敵なところなんだけど…暁闇で夕にね俺が接触して、そこから道節のシーンがあったりとか大角のシーンでも親兵衛が大角と雛衣のかわりに台詞を言ったりするじゃないですか。信乃と荘介の『知っている、でも一番知ってるのはお前が苦しんでたことだ』っていうシーンを夕に見せて、で夕も『なんでこの場面を私に見せる?』って疑問を投げかけてくるじゃないですか。でもね親兵衛はそれに対してはちょっとかわした言葉しか返さない。『全員集めんだろ、だから必要なんだよ』って。でも親兵衛の意図っていうのは、現世でぬいという母親がいてその母親にずっと開かない左手をさすってもらってて、死ぬまで毎日愛してもらった現世での母親と、死んだ自分を拾ってくれてずっとそばで育ててくれたこの左手を開かせてくれた玉梓がいて、その2人の母親を知っているから、親兵衛は一番愛を知っているわけですよ…親兵衛って普段は何考えてるかよくわからないキャラクターなんだけど。でも夕って愛も何も知らないんですよね、物語の中盤までは。だから『信乃に対するこの気持ちはなんだ』ってずっと疑問に思ってるわけですよ。兄として『これは愛っていうんだよ』って色んな八犬士の物語を見せる。色んな愛があったじゃないですか。大角と雛衣の愛とか信乃と荘介の愛だったりとかそういう愛を見せて、“全部愛なんだよ”っていうのを妹に教えてたっていうことですね、夕に接触した後のシーンっていうのは。と思ったら急に玉梓の味方になって夕を『ダメな子だなー』みたいな感じでつき飛ばしたりとかするんで、なかなか読めない子ではあるんですけど」

 

川上将大くん

【将大くん まったりApex 2023.2.22】

「(たまかぎは)今持ってる俺の全てを出してる作品。役者仲間も結構見に来てくれて。北乃颯希とか小池亮介も見に来てくれたりとか。薄桜鬼の横(山)さんとか裕太も駆けつけてくれたり。やっぱり同業者が多いかな。西田さんの有名な、なんというか影響力というかブランドですよね」

 

「座長つばささんもブリミュの後、サムライモード(6年前)で初共演させてもらって、そこから長い年月が経って5、6年ぶりに共演させてもらって。変わらず、本当に優しいし周りを見てくださっているというか。人に見せてないところが僕もいっぱいあるんですよ。とあるシーン(戦う)の後に僕のサヤを袖で持って「お疲れ」って待ってくれてるんですよ。本人は話さなくていい話なんですけど、ここだけなんでね。ああいうのってすごいパワーもらうんですよ。言葉だけじゃなくて行動で見せてくれる」

「ヒロインのカレンちゃんも初めましてで。今回初挑戦なこともあの子もあるらしいんですけど僕驚きましたもん『え?これ初めてなの?』って。一才媚びないというか一生懸命でエネルギッシュにやってくれるのが素敵。本当にカレンちゃんは素敵やし、あとものすごく人ができてるというか普段も。言葉遣いとか英才教育受けてたん?ってくらいしっかりしてる。言葉遣い丁寧でプレッシャーになりますよね。

「きたむーさん。アクターズリーグではご一緒してるんですけど、舞台では初めてで。兄貴肌でまず優しい。きたむーさんを慕ってる僕世代の子たちともよく話が出るのですけど。ものすごく謙遜されてて。もっとズバズバ来てもいいくらいなのに。何よりも美しすぎるよね。なんですかあの顔面国宝はと。いやほんまに顔綺麗すぎて、親の顔を見てみたくなりますよね。どういうお父さんとお母さんがああいう子どもを産むんだろうって。マジであれは美の権化ですよ」

「耀士郎も、稽古場が一緒やったりとか別の仕事で会ったときとか2人で「頑張ろうね」って。初めましてやったんですけど一瞬で意気投合しまして。あの子は本当に器用ですね。俺はああいう芝居はできない。彼は表現者として憧れることが多い。ストイックやし人もできてるし良い子ですよあの子は。同い年で高め合ってきて、帰り道とかも一緒に帰ってね。最高の戦友、海賊仲間。一期一会で知り合えて良かったなって本当に思う」

「脩弥は薄ミュライブから『やばいなやばいな』っつてて。稽古場で肩を寄せ合いながら、帰り道とか。稽古場がすごすぎて。演劇界の化け物というか。すごい人しかいなかったので稽古場でも圧倒されるんですよ、マジで?みたいな。2人でやばいなーって言って。脩弥も俺も高め合ってた。脩弥のとあるシーンがすごい好きなんですけど。新しい扉を開けたよね本人も言ってたけど。羨ましいくらいいじられキャラなんですよ。愛されキャラで。羨ましいって思うくらいイジられてる。僕も結構いじってもらってるんですけどね。いじっていただけるのは本当にありがたいことだなって思いますよね。脩弥は常識もんやし良い子」

 

「僕『“四皇”って呼んでるんですけど残りの方々(大人組)。四皇の方々は稽古場でドあたまからああいう出来上がったのを出してくる」

「洋二郎さんも四皇の一人。やばいねマジで。お笑いのシーンとか場を和ますシーンとかもちろん台本もあるんですけど、稽古場でいきなりプラン出してくれるんですけど、西田さんが採用してて。面白すぎて圧巻ですよね。稽古場でいきなり爆笑の渦になる。僕たちのお芝居を見てくれてる時とかにアドバイスもしてもらってて」

「良子さんの存在感たるや。空間の支配力がすごい。ぐわっと引き込まれる。普段はめっちゃ優しくて気さくに話してくれて、一緒にお茶目な感じでキャッキャしてくれたり。ギャップですよね本当に」

「賢志さん。とある作品でご一緒できるはずだったんですけど流行り病でできず。賢志さんは背中で語る大兄貴というか。洋二郎さんと萩さんと楽屋も一緒だったんですけど、楽屋でもいじってくれたりとか。僕が色々悩んでるときに賢志さんと楽屋で2人になった時、ここやと思って役者として思ってる悩みとか相談したら親身に聞いてくれて、前を向かしていただけるような、俺もこうだったよーとかDisGOONieに出てなかったら聞けなかったような。毎回お芝居を楽しんでらっしゃいますし。毎回表現するお芝居を変えてらっしゃって色んな受け取り方になって。背中で僕たち若手を引っ張ってくれる。あんなにアクションをやってるとやらないと!って思う。普段は気さくに話してくれる。舞台では緩急ある、かっこいいお芝居。ゆるーくいくときとがっといく時と」
「萩さんもそうなんですよ2人きりの時に。洋二郎さんも2人きりの時に相談しました」

「萩さんは血界戦線ぶりだから3,4年ぶり。萩さんにしかできないお芝居。純粋にかっこいい。ボイスもイケボというか渋い声でそっと語りかける芝居とか。若手というか…萩さんにしかできない。色気というかものすごい唯一無二な他の誰もやってないようなお芝居。そっと語りかけてるでしょ、あれすごいのが遠くにいても受けるというかわかるんですよ。どんな距離感でもスッと入ってくる。声のベクトルがこっちもわかるというか。僕と萩さんのシーンがあるんですけど、そこが本当に見所なのでそこ注目していただけたら」

 

 

 

つばさくんって普段そこまでツイッター稼働するタイプではないから、急にアツいツイート来て胸に込み上げてくるものがあった。エーステ大楽で荒牧紬を慈しんでたところでもあるので余計に…

 

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