メジャーデビューを間近に控え、最近注目を浴びている7ORDER。
彼らは大手レコード会社「日本コロムビア」から2021年1月13日にアルバムをリリースすることになった。
ではなぜ彼らはメジャーでデビューを果たすことができたのか。
今日はこれについて考えていこうと思う。
まずはグループのある程度の知識について。
彼らは
・安井謙太郎(やすいけんたろう)
・真田佑馬(さなだゆうま)
・諸星翔希(もろほししょうき)
・森田美勇人(もりたみゅうと)
・萩谷慧悟(はぎやけいご)
・阿部顕嵐(あべあらん)
・長妻怜央(ながつまれお)
の7人から構成されるアイドルグループ。
詳しい自己紹介はここでは割愛するので興味のある方はこちらの記事を↓
7ORDERのメンバー紹介 - 君の夢を見ていた。 (hatenablog.com)
7ORDER シンメ・コンビ集 - 君の夢を見ていた。 (hatenablog.com)
一応言っておくと、彼らはジャニーズではない。
数年前までジャニーズJr.に所属していたがわけあって全員退所し、独立してもう一度集まって作られたのが「7ORDER」なのだ。
詳しい 彼らの過去のお話はこちら ↓
Love-tune→7ORDERへの軌道 - 君の夢を見ていた。 (hatenablog.com)
ここでよく聞かれるのは7ORDERと7ORDER project の違いについて。
この2つの違いは何かというと
7ORDER:彼らのグループ名
7ORDER project:彼らが活動するときの企画名
要するに番組などで紹介されるときは「7ORDERの皆さんです」となるが、YouTubeや音楽活動は「7ORDER project」になるというわけである。
ご存知の方が多いとは思うが、芸能人が自分たちの愛する音楽でメジャーデビューを果たせるのは一部の人間にすぎない。
ここで少し余談。
CDをリリースするにはインディーズとメジャーの2つに分かれる。
インディーズ:自分たちのレーベルからCDをリリースする
メジャー:レコード会社の運営するレーベルからCDをリリースする
インディーズのメリット:自分たちの好きな音楽ができる、収入は多い
メジャーのメリット:メディアへの露出が多い、大きい会場でライブができる、有名になりやすい
つまり、インディーズだと資金さえあれば自分たちの好きなときにCDを出せるが、メジャーだとレコード会社に声を掛けてもらったり、向こうの都合もあった上でCDをリリースする。
詳しいこの話はこちらの記事にとぶと良い ↓
音楽デビューするにはメジャーデビューかインディーズか?意味や違い・メリット・条件を紹介 | BizMu<ビズミュー>音楽業界人・アーティストのためのオンライン音楽ビジネスアカデミー
さて、ここから私の考察に入ろう。
ではなぜ彼らは日本コロムビアとタッグを組んでアルバムをリリースすることができたのか。
日本コロムビアといえば玉置浩二や氷川きよしなども所属している大手レコード会社だ。
レコード会社に見つけてもらえる芸能人はほんの一部、ましてや元ジャニーズJr.ということもあって業界の人たちはなかなか彼らに手を出しにくい。
というのもジャニーズ事務所の力は偉大で、今やテレビでジャニーズを見かけない日はない。
ジャニーズの意向に逆らうような行為をしてしまえばそこでその局は終わり、潰れると言っても過言ではないだろう。
だからこそSMAP時代には大勢力を誇っていた新しい地図でさえ独立するとメディアへの露出は激減した。
過去に私はジャニーズを辞めた後に芸能界でもう一度活動する元Jr.の子たちを何人も見てきたが、正直言ってその中で成功しているのは彼らと髙橋颯くんくらいではないだろうか。
(髙橋颯・・・7ORDERと同じ頃に活躍していたJr.で2020年のSASUKEにも出演)
その中でも彼らがチャンスをつかんだ理由を私はこうであると考える。
①+αの技術を持っている
今の芸能界、アイドルは歌とダンスと演技だけを頑張っていれば売れるということはかなり厳しい。アイドルとしての当たり前の技能に+αでなにかが必要とされている。
彼らの場合においてはバンドだ。彼らはJr.時代からバンドグループとしても活動しており、これは大きな武器のひとつであると自負しよう。パフォーマンス面では精巧なダンスをきめたかと思うとその次にはバンドに切り替えパフォーマンスをする。
だからと言ってダンスや歌が衰えているということではなく、実際にメンバーの森田美勇人はもともとTravis Japan に所属していたこともあってダンスはお手の物、海外にダンス留学しに行ったという経験も豊富だったり、歌もボイトレに通っているメンバーもおりその腕前は数年前と比べてもかなり上達している。演技面に関しても演出家さんや共演者の方々から過大な評価を得ている。
その上、彼らには他にも絵の才能を生かしてグループのロゴやキャラクターを描いたり、自己プロデュースで衣装も担当したりと自分たちだけでもやれることが非常に多く、グループの活動の幅を広げるのに大きく貢献している。
またバラエティー力もあり、昔からMCとしての評価が高い安井謙太郎や彼をサポートする者、バランスを見てふざけたりお笑いに徹する者などキャラ立てがしっかり行われており見ていて飽きないのだ。
彼らのエンターテインメントにはファンでない方の心をも動かす力を持っている。
②交友関係
芸能界にいる上で欠かせない交友関係の広さ。
彼らは共演者やスタッフさんと舞台が終わったあとでも交流があったり、また過去にドラマや映画などで一緒のカンパニーを共にした方たちとの交流もあったりする。
最近の話を例として挙げると、あるメンバーは湘南乃風の若旦那さんとプライベートでマラソンに行き、その後のコンサートで若旦那さんが演出に関わっている場面があった。
③仲の良さ
はっきり言わせてもらうと仲の良さはセールスポイントにならないことが多い。仲が良いと自分たちで言っているグループほど終わりが早いからだ。特にジャニーズなどだと上層部の人がメンバーを決めてグループが結成されるという流れ、つまり彼らのさだめは彼らの事務所の人たちによって決められることが多い。そこで無理矢理仲良くしようとするグループはプライベートでも干渉しすぎて公私が分けられなくなり残念な形で解散、というパターンもしばしば。かと言って仲が悪いのも仕事に影響をもたらすので良くない。
だからグループというものはある程度距離をとっておいたほうが良いとよく言われる。プライベートではそこまで深入りせず、仕事の方で仲の良さを思う存分発揮していけば良いと私も考えている。
とはいえ、7ORDERに関してはジャニーズをみんなで辞めてまで一緒に活動している集団だ。辞めてしまえばそこで終わりのものをもう一度再集結して活動している彼らだったら仲の良さもネックにはならないだろう。むしろその雰囲気が仕事面でもプライベートでも良好な関係を築き上げていると思う。
---------------------------------------------
ところが彼ら決してJr.時代のときから人気がなかったわけではない。
例として第3次Jr.黄金期と称されていた2017年の少クラ(ジャニーズJr.の音楽番組)での立ち位置を見てみよう。
この画像からわかるようにトップにはキンプリ、特にMr.KINGがおり、その横にスノスト、ラブトラと並んでいるわけである。
スノ:SnowMan
スト:Six TONES
ラブ:Love-tune
トラ:Travis Japan
このスノストラブトラの4グループは兄組と呼ばれており、この中でもSixTONESとSnowMan、Love-tuneとTravisJapanが対でいることが多かったため立ち位置はスノスト、ラブトラでシンメとなっている。
実はというと、この頃Jr.ファン内では(デビューの順が)キンプリの次はスト、その次はラブと予想されていた。
兄組の中ではストとラブがとりわけ人気だったのである。
ましてやLove-tuneに関しては他の兄組グループより一足早く単独ライブまで開催していた (もとから人気で知名度も高いJr.が集まったグループだったということもあるが)。
誤解しないでほしい。決して他のグループに人気がなかったとかということではなく、もし彼らがジャニーズでデビューしていたらかなり売れたかもしれないということを筆者は言いたい。
だからこそ7人全員の退所は残念でもあったがそれは決してマイナスなことではなく、自由に活動ができるのでかなりメリットが大きかったように思う。
ここまででおおよそのことについては説明してきたのだが、まだあまり彼らのすごさを実感できないという方もいるまい。
そこで彼らのすごさを伝えるべくいくつかの例を挙げてみるとしよう。
・グループ結成前にして冠バラエティー番組を持つ
彼らがジャニーズを退所したのは2018年11月30日~2019年3月31日で、7ORDER結成日が2019年5月22日と何ケ月か少し空白の期間があるのだが、この期間で彼らはすでに冠バラエティー番組『イケダンMAX』(TOKYO MX系)を持つようになっていた。ローカルとはいえ、元Jr.の子たちがテレビでレギュラーを持たせてもらえるなど異例の出来事である。
・武道館でのワンマンライブ開催決定
これも周囲の協力やファンがいないとなかなかできないのではないだろうか。周りの方に支えてもらってこそできることのうちのひとつがライブだし、しかも7ORDERとして初のライブを早速日本武道館でやれることを誇りに思っている。
・原宿にハーフジャック
原宿駅竹下通り改札通路のところにハーフジャック(ポスター)。
駅にあるハーフジャックはかなりの宣伝効果を持ち、通る人たちの興味をそそる。
・渋谷に大型看板
スクランブル交差点のところに多数ある看板のうちのひとつに7ORDERの看板も展示されている。しかも上の方の位置なのでどこからでも見えやすく、ニュース番組などでもよく映り込んでいる。スクランブル交差点のライブ中継をしているときなどにはよく目を凝らしてみてください。
・アドトラ走行
アドトラ(曲流しながら走っているトラック)で渋谷、新宿などをまわっていた。アドトラはかなりの爆音でそのアーティストの音楽を流してくれるため、通行人がなんだなんだとトラックを横目に見、なんだ7ORDERって?という流れで一般の方にも知れ渡り、彼らは有名になっていく。
これから街中で彼らの広告を目にすることも多くなるのだろう。
しかし、ひとつ言っておきたいことがある。
私たちは彼らの境遇に同情して応援しているわけではないし彼らも同情されないと売れないようなグループではない。
たまにいるのだ。
7ORDERの話をすると「あージャニーズ全員で辞めた子たちね~」と言う人が。
私たちは彼らの持つスキルや魅力に惹かれて応援しているのであって、彼らのことを可哀そう、とか残念だったねというような目で見るのはやめていただきたいのだ。
確かに辞めてしまったのは残念であったが、独立した彼らの方が私はさらに好きだし距離感も近くなって応援していて一層楽しくなった。すべてを自分たちの力で作り出すからこそ感動するものがあるのではないだろうか。
その感動を共有し、彼らの魅力を伝えるために筆者はこのブログを書いた次第である。
アルバムを買えとは強いないし貢いでほしいとも言わない。
ただ彼らの存在を認知して、そして彼らのことを周りの方たちに広めていただきたい。
「へぇこんなグループがあったんだね」そのくらいの認識で構わない。
せめてグループ名とどんな感じだったかを覚えて帰ってほしい。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも興味を持ってくださった方のために下に宣伝込みでリンクを貼らせていただきます。
【1st アルバム『ONE』】
・初回限定盤 4500円(CD,DVD,オリジナルカード,限定BOX,32Pブックレット)
・通常盤 3000円(CD,32Pブックレット)
【LIVE DVD『UNORDER』】
・初回限定盤 DVD 7700円/ Blu-ray 8700円 (DISC,特製チャーム)
・通常版 DVD 7700円/ Blu-ray 8700円 (DISC)
【7ORDER LIVE TOUR 2021『WE ARE ONE』】
・2021年1月13日(水) 14:00~/18:30~
・2021年1月14日(木) 14:00~/18:30~
・2021年1月30日(土) 14:30~/19:00~
・2021年1月31日(日) 14:30~/19:00~
1stアルバム『ONE』、LIVE DVD / Blu-ray『UNORDER』発売、初の武道館ライブが決定! | 7ORDER project Official Site
7ORDER公式ホームページ
7ORDER公式Twitter
7ORDER projectさん (@7order_official) / Twitter
7ORDER公式インスタ
7ORDER project(@7order_project_official) • Instagram写真と動画
毎週金曜日17時更新YouTube
毎週火曜日25:40頃~ NACK5『NACK7』
7ORDERのNACK7 - FM NACK5 79.5MHz(エフエムナックファイブ)
冠バラエティー番組 TOYO MX『イケダンMAX』
イケダンMAX|バラエティ|TOKYO MX (mxtv.jp)
冠バラエティー番組 TOYO MX『イケダン7』
イケダン7|バラエティ|TOKYO MX (mxtv.jp)
※なお、イケダン7は2020年9月をもって放送を一旦終了させていただいております
安井謙太郎公式インスタ
安井謙太郎(@kentaro_dayooon) • Instagram写真と動画
森田美勇人公式インスタ
森田美勇人(@myutomorita_official) • Instagram写真と動画
阿部顕嵐公式インスタ
阿部顕嵐(@alanabe_official) • Instagram写真と動画
真田佑馬公式Twitter
真田佑馬さん (@sa7daOfficial) / Twitter
萩谷慧悟さん (@hagiya_official) / Twitter
ブログ|萩谷慧悟オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)